2020/07/03 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
タマモ > 「………これが、賽の目の運命…か…」

ふっ、と遠い目をしながら、少女は狐火だけが灯す、暗い空間に佇む。
ここが、遺跡のどの辺りなのか、さっぱり分からない。
とりあえず、だだっ広い場所、程度の認識か。
入り口付近か、最奥付近か、はたまた、どこかに閉じ込められたのか。
なぜならば…

進んだ先、そこにあったのは、テレポータートラップだったから。
そこまで、何もなかった上、罠なんて気にしない、その性質が招いた結果。
何かしらの攻撃や、落とし穴、ガスとか、その手のものは、それなりに、何とかなるもの。
しかし、この転送だけは、避けるだの何だと、そんなものではないのだ。
………転移でもしろ?それは、少女の性格が許さない。

「さて、考えても仕方がないのぅ。
適当に、うろつくしかあるまい」

はふん、軽く溜息。
とりあえず、何かないか、誰かいないか、探す事にした。
もしかしたら、探ってみれば、宝部屋があるかもしれない。
己以外、誰か転送された可能性も、無い訳でもないし。