2020/07/02 のログ
■タマモ > 見ても分からない、先に何も感じられない。
それならば、運に頼るほかはなし。
袖の中に手を入れれば、ごそごそと、何やら漁る。
取り出したのは、一個の賽。
指先で、それを弄びながら、通路をぐるっと見渡して。
「ふむ…1と2が左、3と4が前、5と6が右じゃな。
それでは、この賽は、妾をどこへと誘うじゃろうか」
ぴんっ、指から賽が弾かれる。
それは弧を描き、地面へと落ちていき…かつ、かつ、かつ、と転がってゆく。
それは、徐々に勢いを失い…止まる。
さて、賽はどの目を示したのか。 [1d6→3=3]
■タマモ > 止まった賽、示す目は3だったようだ。
「そうかそうか、では、真っ直ぐに進むとしようか。
賽が示した方角じゃ、きっと何かあるに違いないじゃろう。
………多分」
軽く身を屈めさせ、ひょい、と賽を拾い、袖に戻す。
その呟きは、自信あり気ではあるものの、最後に落とすもの。
それに従うように、歩みを再開する足は、正面へと突き進む。
果たして、その方向に、何かあったのか。
それは、次回に続く。
………続かない?
ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。