2020/03/28 のログ
ご案内:「無名遺跡」にアカリさんが現れました。
■アカリ > 荒れ果てた無名遺跡。
既に人の手によって荒され切った遺跡だが、その封印は残っていた。
それは本物の壁のように偽られていた隠し扉の向こう。
しかし、その隠し扉が長い年月によって老朽化し欠けてしまっている。
そんな隠し部屋となっている室内にあるのは、触れただけで崩れ落ちる程にやはり老朽化した家具の類。
そして、その部屋の奥へと安置されているような大きな卵型の形をした何かであった。
本当に卵なのか、そうした形をした岩石なのかは分からないが。
もっとも、それさえもかなり古いもののようで所々に生えた苔や雑草に覆われたり、ひび割れていたりしていて。
魔物さえも見られぬそんな遺跡に、果たして何者か姿を現わす事はあるのだろうか?
ご案内:「無名遺跡」にジェイクさんが現れました。
■ジェイク > 既に盗掘の限りを尽くされて、冒険者にも、魔物にすら見限られた無名遺跡。
何の役にも立たない遺跡に足を踏み入れたのは王国の兵士の一団。
王都から派遣された彼らの目的は遺跡の「調査」ではなく「封鎖」である。
忘れ去られた遺跡ではあるが、新しい魔物の巣窟になったり、
山賊や夜盗が根城に利用するという再活用の道を見い出す可能性は捨て切れない。
故に、彼等のような一団が派遣されて、念の為、中を確認した後、
何事もなければ入口を塞いでしまうという処置が度々行われている。
「さて、この区画も異常なし、と……ん?」
兵士の一人が地図に従い、持ち分の区画の確認を終えた折り、
偶然にも隠し扉の存在に気付けば、隠し部屋へと足を踏み入れる。
不意の出来事に双眸を瞬かせながら、朽ちた室内にランタンの灯りを向けると、
最奥に安置された楕円形の岩の如き球体の傍に迄、近付いていき。
■アカリ > 期待されぬ何者か、それは不意に現れる。
誰一人足を踏み入れなかった空間に現れたのは一人の兵士。
灯りが灯されれば見えるのは、朽ち果て切った空間で。
そこへと足を踏み入れただけで、一部の家具が僅かな振動でボロボロと少しだけ崩れていた。
その兵士が安置された球体の傍へと歩み寄る、それだけで所々に崩れる音が静かに起こる。
それ以外には何もない、罠の類も元々設置してないのか、老朽化して発動しないのか。
何事も起こる事のないまま、触れられる距離まで近付けるだろう。
■ジェイク > ランタンの仄かな灯りに照らされる隠し部屋。
調度品の類を剣の切っ先や、靴の爪先で捌けば、いとも簡単に崩れ落ちる。
足を踏み入れた際には僅かに期待感を抱いたが、如何やら外れらしい。
「ちっ、朽ちてやがる。……金目のものは何もない、か」
所詮は荒れ果てた無名の遺跡。隠された財宝、等と虫のいい話は早々ないらしい。
軽い失望感を感じながらも、部屋の奥に存在する球体に近付けば、剣の背で軽く叩き。
「やけにでかいが、……こいつは岩か何かか?」
剣の切っ先で危険がない事を確かめると革の手袋に包まれた手を球体の表面に触れさせて、
一体、その物体の正体が何物であるのかを調べていく。
■アカリ > 何も無い、何も起きない。
それは兵士が球体に手で触れるまでの間であった。
危険を確かめる為に剣の切っ先で叩いてさえ、何も起こらなかった球体。
それが、兵士の手が触れた途端に変化を起こす。
ピシッと球体に入っていた亀裂がいきなり増えたのだ。
それはひび割れる小さな音を響かせながら球体全体へと一気に広がっていき。
硝子の割れる様な音を立て、ガラガラと割れた欠片は地面へと崩れ落ちていった。
そこから姿を現したのは一人の少女。
その場に丸まる様に寝転がっていたのだが、周囲が崩れていったのに反応したのか僅かに身を震わせて。
ゆっくりと身を起こし、ペタンと座り込んだ格好で眠たげに目を擦る。
「ふぁ~……ん、もう起きる時間ですの?
でも、まだ眠いし、早いんじゃないかしら…?」
寝起きらしき少女は、そんな言葉を漏らすと大きく伸びをした。
そんな状況を見て、目の前の兵士はどんな反応を示すのだろうか?
■ジェイク > 鉄剣の切っ先で叩いても微動だにしなかった球体が、
手が触れた瞬間に全体に亀裂を走らせると、男の眉根が詰め寄る。
慌てて触れた手を引っ込めるも、最早、後の祭り。
亀裂が球体の全体を覆い、ひび割れる音と共に崩れれば、
咄嗟に距離を取って、剣を握り締める手に力を込めた。
「ちっ、オレの所為じゃねぇぞ。……っと、あん?」
球体の欠片が地面に落ちて、舞い上がる埃が収まった後、
曇る視界の中で双眸を凝らせば、先の球体のあった場所に現れたのは一人の少女。
その彼女が人語を発すれば、怪訝な視線と剣の切っ先を向けた。
「一体、何者だ、お前? 魔物か何かか?」
誰何の声を放ちながら、窺うような視線で少女の貌から身体へと視線を這わす。
一見すれば人間の娘にも見える相手に対して警戒心は解かれる事はなく。
■アカリ > 眠たげな眼がゆっくりと部屋を見渡す。
その眼が兵士を捉えると同時に、兵士からの声が少女へと掛けられた。
ボーッと兵士を見詰めているが、まだどこか呆然とした様子。
しかし、それも意識がはっきりとするまでの話だった。
気が付けば剣の切っ先が目の前に向けられている。
そんな事がいきなり起これば吃驚するのが普通だろう。
「ひゃぁっ!?
な、なななななな、何なんですかアナタはっ!?
いきなり現れて、ワタクシを魔物扱いするとはどういった了見なのかしら!?」
バッと勢いよく飛び退けば、今だ剣を向けている兵士に指差しながら少女は叫ぶ。
警戒をしているのは兵士だけでなく、少女も同様であった。
状況が状況だけに仕方無いと言えなくもないのだが。
■ジェイク > 問い掛けに対して返されるのは予想外の反応。
先程の謎の球体から突如、出現した少女に抱いていた警戒心は、
その、何処か間が抜けた反応に毒気が抜かれて眉尻が下がる。
彼女の正体は未だ不明だが、危険な魔物であれば、
この瞬間に既に首が落ちていても不思議ではない。
そう考えれば、剣を収めようとして、視線が目立つ胸の膨らみに止まると口端を弛め。
「俺は見ての通り、この国の兵士だ。
謎の球体から現れたオマエをおいそれと見逃す訳にはいかねぇなぁ」
飛び退いた相手との距離を詰めるように、一歩、ニ歩と距離を詰め。
彼女を部屋の隅、壁際に迄、追い込んでしまおうと近付き。
「魔物じゃない、と言うならば、その証拠を見せてもらおうか。身体検査をしてやる」
口端を醜悪に歪めれば、剣の切っ先を女の胸元に突き付け、
東方風のドレスの胸元に触れさせるとゆっくりと剣を落として布地を切り裂こうとする。
■アカリ > 自分の反応があったからか、兵士の警戒心は解けていったようで。
だからと言って自分の警戒心が解けた訳ではまだないのだが。
もしそこで剣を収めていたのならば、きっとそれは解けただろう。
しかし、兵士が取った行動はそれとは別のものだった。
剣の切っ先を向けたまま、尤もな意見を伝えながら歩み寄って来るのだ。
確かに、謎の球体から現れた相手をただ見逃すのは立場的に拙い事ではある筈か。
ただ、それを丸々理解出来る少女では無かったが。
「な、何ですか、何のつもりですか!?
どこをどう見たって、ワタクシが魔物に見える訳がありませんでしょう!?」
一歩一歩と壁際に追い詰められながらも、自分を示すように胸元に手を沿えてそれを伝える。
そうは言っても、魔物かそうでないか、それをどう判別するかなんて分かるものでもない。
それが出来ないまま、トンッと壁に背が当たる。
「し、身体検査って、そんなもので分かるものでもないのでは!?
ワタクシを一体どうするつも……あっ!?」
兵士が何を考えているかなんて少女には分からない。
現状を撥ね退ける手段を持たぬのもあってか、胸元に突き付けられた切っ先はあっさりとドレスの胸元から縦に裂く事だろう。
そうなれば、裂けたドレスの隙間から下着に覆われた肢体が覗くだろうか。
反射的にそれを隠すように両手で覆ってしまうが
■ジェイク > 「外見なんてアテになるか。人族に擬態している魔物かも知れないしな。
大体、あの岩だか、卵だかから、出てきた事の釈明の一つもないのが益々怪しいな」
何らかの魔法か、呪いによるシェルターの類であったのかも知れないし、
或いは、眼の前の少女が本当に人族に擬態する魔物で、先程の球体は卵だったのかも知れない。
そう考えれば彼女が主張する外見による魔物ではないという言葉の信憑性も余りない。
もっとも、彼女の正体の追及よりも、よからぬ劣情に行動を突き動かされ始める兵士に、
説得力ある言葉を告げた所で右の耳から左の耳に垂れ流される事は必然で。
壁際に追い詰めた女に剣を突き付け、ドレスを引き裂き、肌が覗けば囃し立てるように口笛を吹き。
「へぇ、魔物の癖にイイ身体してるじゃねぇか。いや、その身体で人族の雄を誑かすのか?
もしも、オマエが魔物じゃないと主張を続けるならば、大人しくしていろよ?」
革の手袋の指先を咥えて脱ぎ捨てると、剣を鞘に納めながら飛び掛かるように近付き。
左手で胸元を覆い隠そうとする両手を掴み、持ち上げると、
右手で下着を剥ぎ取って胸の膨らみを視界に暴き立てようとする。
■アカリ > 「ワ、ワタクシは鳳凰ですわ、魔物なんかと一緒にされては困ります。
今すぐにこんな無礼な行いを止め、非礼を詫びれば許して差し上げますから、ほら、すぐに止めて下さいませ?」
切り裂かれたドレスを抑えたまま一転して怯えた様子を見せてしまうも、言葉はどう聞いても下手に回ってないのは少女の性格か。
どう足掻こうとも、戦う術を持たない少女に剣を携えた兵士への反撃手段が無いのだから仕方ないのが悲しいところだ。
切り裂かれたってすぐに治る、だからと言って痛いのに斬られたくないのもある。
正体を名乗ったところで、それが何かを知らなければ意味はないのを知らず、その様子はどこか必死に見えるだろうが。
「う、うううぅ、ワタクシはそんな事は致しませんわ。
だから、本当に止め、て、っ!?」
羞恥心に顔を赤らめながらも、ドレスを抑えていれば飛び掛る動きに逃れられる訳もなく。
両手が左手で掴まれ持ち上げられれば、続く右手の動きで下着が剥ぎ取られる。
どちらかと言われれば小柄な方である体に見合わぬ豊かな膨らみが、プルンッと大きな揺れを兵士に見せるだろう。
そんな辱めを受ければ、その顔は益々真っ赤になる訳で。
声にならぬ悲鳴を上げるのだった。
■ジェイク > 「ホウオウ……? 何だ、そりゃ、そんな種族は聞いた事もないな。
やっぱり、魔物の一種なんじゃないのか? こいつは逃がす訳にはいかないな。」
世界にただ一羽の伝説上の瑞獣。
その希少価値の高さは同時に知名度を高まりを妨害する。
正体を名乗られても、ピンとくるものがなければ、益々疑念の色を強め。
「だったら、大人しく俺の身体検査を受け入れるんだな。
なぁに、オマエが魔物でない、と確認できれば解放してやる」
外見から看破できないのであれば、何を以って判断の基準とするのか。
身体検査の内容も、手段も説明しない儘に、少女の下着を剥けば双眸を細めて裸身を覗く。
視界に晒されるのは、華奢で小柄な躰に似付かわしくない豊満な乳房。
その表面をなぞるように片手を這わせれば、広げた五指で鷲掴みにするように包み込み、
卑猥な形へと歪ませながら揉み扱いて、その弾力や柔らかさ、肌の張りを確かめる。