2020/03/03 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
タマモ > 「で、なぜか、妾が鉱石の収集をする事になっておる訳じゃ。
………そんなもの、馬鹿鴉にやらせれば良いものを…!」

ここは九頭龍山脈に存在する、無名遺跡の一つ。
そんな台詞を語る少女は、こう、カメラ目線で。
かと思えば、だむだむっ、と癇癪を起こしたように、地団太を踏み始めた。
まぁ、そう経たず、疲れたのか足を止め、はふん、と溜息。

「ともあれ、必要であるならば、仕方あるまい。
まったく、面倒な話じゃのぅ」

がさごそと、懐から取り出した地図を広げ、視線を落とす。
当然ながら、この遺跡の地図、作成したのか入手したのか、手渡した式は語らず終いだった。
うん、己が式神ながら、まったく不明な点が多いものである。

とりあえず、それなりに奥へは入って来ているはずだ。
鉱石を手に入れる場所だけに、そう人の手は加えられておらず、自然の多い遺跡であった。