2020/02/24 のログ
■タマモ > 「さて…」
そう、後は帰るだけ、なのだ。
だがしかし、少女にとって、そこに問題があった。
「………」
とりあえず、入って来た扉までは、戻って来た。
そこで足を止め、先に続く通路を眺める。
「あの道を、また、戻る…の、か…?」
魔法の罠は、時間が経てば、再び発動可能となる。
つまるところ、ここまで来るのに発動した罠、それが同じだけ、また襲って…と言う事だ。
呆然と、通路の奥に広がる闇を眺めながら、どうしようか、と悩む少女。
まぁ、そうは言っても、結局は戻らないといけない訳で。
意を決し、先に進む事となるのに、どれだけの時間を掛けたのか。
それは、少女のみぞ知る。
ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。