2020/01/05 のログ
ご案内:「無名遺跡」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「……ふう。取り敢えずはこんな所か」

多くの冒険者たちが訪れる遺跡内の一角。
複数の騎士や魔獣に守られる様に少年は佇んでいた。
周囲にはゴブリンやゴーレム等の死骸や残骸が散乱し、此処で行われていた戦闘の激しさを物語っている。

「人目につかず、程良く敵が沸いて来る、という点では実に有意義な練習場所だな。冒険者達が腕試しに潜るのも理解できると言うものだ」

今回此の遺跡を訪れたのは、突然冒険心に目覚めた訳では無い。己の行使する魔術の鍛錬とテスト。ただそれだけ。
普段戦場に立つ事は無いが、此の国では何が起こるか分からない。己の身を護るくらいの能力が無くてはな、と気を引き締めつつ、召喚した騎士や魔獣たちに守られながら遺跡の奥へと進む。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > そうして延々とモンスターを狩り続けた少年貴族は、満足したかの様に遺跡から立ち去るのだろう。
ご案内:「無名遺跡」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にトワさんが現れました。
トワ > 森の中に佇む廃墟
かつては何かの施設だっただろう、その遺跡も今では発掘し尽くされ、訪れる者も誰もいない。
強いてその例外を上げるとするなら、遺跡に眠る金品ではなく、他の何かを目当てにやって来る者くらいか。
静寂に包まれた其処に姿を見せた少女も、そんな別の何かが目的だった。

ふわふわと蛍のように辺りを漂う魔法の灯りを伴いながら、
崩れた石造りの建物をしげしげと眺めてみる。
柱の形や刻まれた紋様から、おおよその時代を推測することはできる。
中に入るのはそれから。
冒険者でもない少女が単身で遺跡を踏破しようと思えば、慎重に慎重を重ねても決して無駄ということはなく。

トワ > 遺跡の周囲をぐるりとひと回りしてから、
少女はゆっくりとした足取りで中へと足を踏み入れていき――

ご案内:「無名遺跡」からトワさんが去りました。