2019/11/12 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
■タマモ > ここは九頭龍山脈、そこにある無名遺跡の一つ。
ある日、ある時、ある場所で起こっていた、一つの出来事。
その出来事の、後のお話。
すぱーんっ、豪快に、閉まっていた扉が開かれた。
そこから現れたのは、一人の少女。
開かれた扉の先、そこに続く通路、それを見れば、ふむ、と頷く。
「さて、結局は先行く結果か………まぁ、それも良かろう。
時には、上やら下やら、進むに面白い通路と言うのも、見てみたいものじゃが。
………無いか」
そんな呟きを洩らしながら、少女は、先に続く通路を歩き始めた。
通路自体は、特別に何かある訳でもない、普通の通路だ。
先に何があるか分からない、だからこそ、面白い。
これと言った警戒心も見せぬまま、先へ先へと進む。
■タマモ > 「時に、こうするのも…と言うもの、じゃろうかのぅ?」
軽く、数度の深呼吸。
力の調整を軽く行い、ちょっとした仕掛けを、己に掛ける。
それを終えれば、そう呟き、視線を再び先に。
何をしたのか?…まぁ、それは、その時に分かるだろう。
通路は続く、時に分かれ道、時に階段、しばらく歩いていれば、方向感覚も、高度感覚もなくなってくるだろうか。
とは言え、それを気にするような少女ではない。
歩みはそのままに、ずんずんと進み続けていた。
と、不意に、ぴくん、と少女の耳が揺れる。
「………さて、何があるのやら、と言った感じじゃろうか?」
音自体は聞こえども、それが何の音か、どんな音か、までは分からなかった。
軽く首を傾げながらも、少々楽しみにしている様子。
足音を忍ばせるようにし、そろりそろりと、その音の元へと向かう。
その先に、何があるのか…それはまだ、分からない。
ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。