2019/10/15 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
タマモ > さて、ある遺跡、天井に空いた穴から入り込んだ少女。
これは、その続きのお話である。

とりあえず、天井の入り口?のあった部屋から、扉を抜け、通路へと出た。
先へと伸びている道、そして先には分かれ道。
ぴたり、そこで少女は足を止める。

「………いつもの事じゃが、これが面倒なのじゃ。
道一本で面白い事があるのが、一番楽なんじゃがのぅ」

はふん、軽く溜息。
行く先に何かあるかどうか、その有無もある。
だが、行かぬ先に、実は何かあるかもしれない。
そう考えてしまうと、一方だけ、と言うのは何とももったいない気がするのだ。
となれば、一度戻り、改めて別の道に進む、とかになってしまう。
そう深くない遺跡ならば良いが、そうでない場合、かなり時間が掛かり、面倒となる。
………まぁ、世の中、そんな甘くは無いのだが、そう考えてしまうのは仕方無い。

軽く考える仕草、分かれた通路の先、それを交互に眺めて。

タマモ > 運試しか、直感か。
何とも確実性に欠けたものだが、少女は大体こんなものだ。
むしろ、その方が面白味がある、問えばそう答えるだろう。

「ふむ…」

考え込んだまま、ちょい、ちょい、と先を交互に指差して。
どう選んだものかと、悩んでいる様子か。
せめて、奥から何か聞こえるとか、そんなものがあれば、さっさと向かうものなのだが…
まぁ、そんなもの、期待をしても仕方無い。

ごそりごそり、何か思い付いたか、少女は袖の中に手を入れて、なにやら漁る。
そして、取り出したのは、一個の賽であった。
………うん、今回はあれだ、運試しっぽい。

タマモ > 道は三本、正面と左右。
1・2なら左、3・4なら正面、5・6なら右。
よし、そんな感じか、そう決めれば、手の中の賽を握る。

一度決めれば迷いはしない、そんなものだ。
そのまま、ぽいっ、と手の中の賽を地面へと落とす。
ころ、ころん、と地面を賽は転がっていき…
[1d6→1=1]
タマモ > 止まった目は、「1」のようだ。
身を屈め、ひょい、と地面の賽を広い、袖の中に戻す。

「賽の神は、左と言うたようじゃ。
さて、何かあれば良いのじゃがのぅ?」

ふむ、と一つ頷けば、早速と少女は左の通路へと向かう。
相も変わらず、罠だの何だの、気にした様子もなく歩き出す。
どうせ気にしたところで、勘付くまで分からないのだ。
ならば、気にするだけ疲れるものだ、そんな考え。

さて、歩む先には何が待っているのか。
宝を守る門番?遺跡をうろつく魔物?実は何も無い?それとも、入り口に向かっていたと言うオチ?
それ以外の可能性もあるが、どれが来ようと構わない。
とりあえず、何かあれば良し。
何も無ければ………うん、その時はその時、また何か考えよう。

ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。