2019/09/30 のログ
ラファル > 罠を解除することも可能と言えば可能であるし、罠を無視して進むことも可能である。
 選択肢が沢山あるからこその悩みであり……しばらく考えた結果。

「ぅよし!」

 決めた、とばかりに、幼女は頷いた。そして、踏み込んで……跳躍。
 跳躍の先は壁であり、壁を蹴って、幼女は通路の先へと飛び越える。
 とたん、と着地をしてから、背後を見やる。
 問題なく落とし穴の部分は飛び越えられた模様、うん、と頷いた。

「さって、と。」

 幼女はさらに奥に向かう事にする、幼女はその奥に何を求めているのか、ずんずんずんずん、奥へと。

ラファル > 「くんくんくん………あっち、かな。」

 奥へ進みながら、十字路にたどり着いた所、少女はクンクンと鼻を鳴らして匂いを嗅ぐような動き。
 そして、匂いを見つけたのか、くるり、と方向を変えて少女は進んでいく。
 その足に迷いなどはなく、速度が鈍ることはない。
 とことことことこ、と迷宮の中をまるで何かに案内されるかのように進んでいくのだ。
 
 そして、幼女の姿は、遺跡の闇の中へと、溶け込んでいくのだった―――

ご案内:「無名遺跡」からラファルさんが去りました。