2019/07/23 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈、そのどこかにある、遺跡の一つ。
今日は山菜取りに来ていたのだが、その際、偶然に見付けた場所だ。
まぁ、何かに隠れてたとか、そんな事は無い。
先客とか、居ても不思議ではにだろう。
しかし、見付けてしまったものは仕方無い。
少女的なルールによって、山菜取りは中断、遺跡探索となった。
そうして、分かれ道やらなにやら、適当に進めば…
「………よし、迷ったのじゃ」
うん、何か前にも同じような事を、言ってた気がする。
とりあえず、適当な部屋で一休憩だ。
目に付いた扉を、すぱーんっ、と豪快に開く。
罠があったらどすうるか?周囲に魔物とか居たらどうするか?
そんな事、気にしていたら探索なんて出来やしない。
………そもそも、そんな技術なんてないし、魔物は出たら出たで別に?と言った感じだ。
■タマモ > …だから、こうなるのだ。
部屋へと一歩踏み出せば、ぱかっ、と足元の床が開く。
「………お?」
二の足が、踏むべき地面を失った。
そのまま、少女の体は、開いた穴の中へと落ちて…
「ふふんっ、今日は別に制限なんぞ付けておらん。
この程度、妾がどうこうなんぞ、なる訳なかろうにのぅ」
…いや、落ちてはいなかった。
ふわり、と宙に浮かびながら、偉そうに胸を張る。
ふわっ、と浮かびながら前進をすれば、とん、と開いた床の先に着地をした。
「戻る時に、同じ事になるのもあれじゃ、こうしてやろう」
くるりと振り返る、そのタイミングで、ぱたん、と開いた床は閉じる。
しかし、少女は、その開いていた場所へと向けて、手を差し出せば、ぐっ、と何かを握るような動作。
途端に、ばぎんっ、と中から、何かが壊れるような音がした。
少女は、再び今の床へと近付く。
そして、げしっ、と床を踏み付ける。
だが、もう床が反応し、開く事は無かった。
要するに、開閉させる装置を破壊したのだ。
それを確認すれば、少女は先へと進むのであった。
■タマモ > 「ふむ…」
進んで分かれ道、進んで分かれ道、なんと言う面倒な道か。
地図作成が大事そう、そんな気もする訳だが…あえてしない。
うん、決して、地図を描くのが苦手とか、そんな訳ではないのだ。
きっと…多分…だと良いな。
それはさて置き、適当に進んでも、見付かるものは見付かるもので。
ちょっと豪華っぽい扉、その前に到着する。
「たまに思うんじゃが、なぜ、こんなにあからさまなんじゃろうな…?」
見た目の違う扉には、大体、それ自体か、その部屋に何かある。
警戒させたり、期待させたりとか、当然するだろう。
いっそ、全部扉を統一するとかすれば、もっと罠とか掛かりそうなんだが…とか、そんな考えだ。
その辺りは、まぁ、色々と都合があるのかもしれない。
とりあえず、やる事は変わらない。
扉へと手を添えると、すぱーんっ、と…
「………」
開かない。
そうなれば、先は何なのか、気になるものだ。
時には、こんな扉でも、開けた先は普通に通路が続いてました、とかあったら面白そうだ。
…いや、今それがあっても、ちと困るが。
そう言うのは、他の連中の時にしてくれ。
何?わがまま言うな?誰だって、きっとそうに違いない。
さて、どうするか?
強引にぶち抜くか、何か手を探すか、案外、向こうから開いたりするか。
予想外に、他の結末が待っているのかもしれない。
果たして、その結果は………次を待て。
ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。