2019/06/28 のログ
ご案内:「無名遺跡」にシスター・マルレーンさんが現れました。
シスター・マルレーン > 「せいっ!!」

きらきらと光り輝く棍を振り回して敵を屠るのは、わかりやすい修道服を身に着けた冒険者。
正確に言えば冒険者兼シスター。
教会の依頼と、冒険者ギルドの依頼をWでこなす、忙しいシスター。
ふー、ふー、っと荒い吐息をつきながら、汗を拭う。

スケルトンの群れごときに後れを取る技量ではないのだが、今日はどうにも時間がかかっていた。
それもそのはず。先日、過労で熱を出したのだが、流行り病ではないと分かったとたんに仕事がするすると回ってきたのである。単純に疲れてるだけである。

シスター・マルレーン > 「………休み休み行けば、まあ、なんとか一階の駆逐くらいはできますよね。」

不調は承知の上だ。動きが鈍くても、この聖なる力を付与した棍であれば、一撃でゾンビなりスケルトンなりを打ち砕くことはできる。
よし、っと頬を自分でぱちんと叩いて、改めて探索を始めるシスター。

金色の長い髪は邪魔だからか、後ろで軽くまとめて。
汗の感覚はちょっと嫌だけれど、この探索中は仕方あるまい。

シスター・マルレーン > ………ふー……っ、ふー……っ……

休み休みやればなんとか。
それはつまり、この場所にいる時間がただひたすら伸びる、という意味でもある。
すっかり汗だくになった彼女は、思わず敵の気配がしない部屋の中、床に腰を下ろしてしまい。

「…………身体、すっごく重いですね、これは……」

鉛でも入ってるんじゃないか、というくらいに腕が重い。
ぎぎぎ、と音がしそうなくらいの動きで、とりあえず扉を閉めて。………床にごろり、と突っ伏しかけて、首を横に振る。

シスター・マルレーン > 調子の悪いシスターは、帰るのもまた、時間がかかりそうで。
ご案内:「無名遺跡」からシスター・マルレーンさんが去りました。