2019/06/07 のログ
ご案内:「無名遺跡」に刀鬼 紫沙希さんが現れました。
■刀鬼 紫沙希 > たまには身体を動かしてみようと無名遺跡に単身姿を現した鬼。
白鞘に闘気を載せての戦い方はこっちの地域でも効果抜群。
死霊やゴーレム、スケルトンと言った遺跡に出没するモンスター群を始末し、広い部屋へと行きつく。
手頃な場所に腰掛けると、懐から竹筒を取り出し中の酒を流し込む。
「美味いな。」
適度に身体を動かした後の酒はまた格別。
鬼は汗の浮かぶ身体を冷えた酒でクールダウンさせる。
さて、この遺跡は他にも人の気配を感じる。
冒険者や魔族に会えるのだろうか。
ご案内:「無名遺跡」にアクラさんが現れました。
■アクラ > 殆ど人任せな竜狩りを終えた翌日
その報酬額に狂喜乱舞したテンションのままやって来た遺跡の探検
未だお宝が見つかっている遺跡、上手くいけば2日連続の大収穫
「にしても、何も居ないな…ゴーストに気を付けろとは何だったのだ?」
スケルトンやゴーレムの残骸が転がっているばかりで動くものは皆無
楽しげに騒いでいる方が怖いがこれはこれで妙な不気味さがある
「これじゃただの散歩だなぁ…お弁当にするか。」
視界の先に少し開けた場所が見える
あそこで休憩にしようと部屋に足を踏み入れ…
■刀鬼 紫沙希 > 「お?」
酒だけで半永久的に稼働できそうな鬼は弁当を持たず。
竹筒を仕舞い、そろそろ奥へ行こうかと思っていた所で物音に気付く。
さてさて、どんな奴が来たのだろうか。
有効的な相手であることを祈りつつ…。
「奇遇だな、あんたも一人か?」
部屋に侵入してきた白髪の相手に手を振る鬼。
酔っていることもあり気分は上々。
子供のようだが、こんな所に一人で来るのなら腕はいいのだろうか。
■アクラ > 「む、やっと動く相手か。」
部屋に入れば楽し気にこちらに声をかけてきた人物を発見
王国ではあまり見ない服装の女が手を振っている
スンスンと匂いをかげば何だか酒の匂いがする
「うむ、遺跡でお宝探しだ。
お前はこんな場所で酒盛りか?」
鞄の中のお弁当はそのままに尋ねる
遺跡の魔物だったら、と思うとまだ油断できない
■刀鬼 紫沙希 > 「お前さんは冒険者の類か?
俺も似たようなものでな。
宝探しと最近実戦を経験してないから練習がてらだな。」
どうやらこちらを警戒している様子の相手に対し、楽しげな鬼。
「俺は刀鬼 紫沙希/とうき むらさきって言うんだ。
お前は?」
鬼は座ったまま動くこともなく。
時々伸びをしたりと寛いでいるが、相手の警戒が解けるまでは距離を保つようだ。
■アクラ > 「そうだぞ。冒険者としてお宝を探してるのだ!
お金が欲しいからな。」
似たような、と言う事は王国か魔族の国に所属はしているのだろう
いきなり襲われそうにもないので警戒が緩む
「刀鬼だな。私はアクラ、名前はそれだけだぞ。」
話が通じる相手の様なのでお弁当も食べてしまおう
しっかり焼いたドラゴンのステーキ、その包みを開く
冷めて少し硬いがそんな事は関係ない
アグアグとステーキを噛み千切る
■刀鬼 紫沙希 > 「俺も金が欲しくてな。
どうだい、こっから先は二人で協力していかないか?
当然、山分けになるが。」
旅は道連れ。
日頃ではそうそう会う事のない相手との出会いや共闘も冒険の楽しみと言える。
鬼は楽しげな表情を浮かべ、アクラと名乗る相手に持ちかける。
「ほう、それはドラゴンの肉か?
よく手に入れたな。
ひょっとして、お前さんが狩ったのか?」
ドラゴンの肉をステーキにして持ち歩く相手。
着ている服装からわざわざ希少な肉を買っているとも思えず。
固い肉を平然と噛み千切るワイルドな食べ方にも興味が湧く。
気付けば立ち上がり、アクラの元へと近づいていた。
■アクラ > 「えぇ…山分けかぁ……分かった。」
山分けには不満だが、見た限り前衛として活躍してくれそうな刀鬼を見て承諾する
彼女が居れば何かと便利そうだ
「そうだぞ。私ともう一人で狩ったのだ。
正当なドラゴンではなく亜竜だったがな。」
大の男でないと食べるのに苦労するであろうステーキは食べ辛くも旨味が強く腹持ちもいい
肉が大好きな自分にとっては最高のお弁当なのだ
近付く刀鬼を見つつも食事は続ける
■刀鬼 紫沙希 > 「そりゃそうだろ。
こういう場所で遭遇した場合、別ルートを通るか相手を追い出すか山分けするかしかないだろう。
俺は子供相手に喧嘩する趣味はないぞ。」
子供らしい素直な反応に苦笑する鬼。
山分けを口にした理由まで説明して、なんとか納得してもらおうとする。
「ほう、素晴らしいな。
もう一人と言うのも一度会ってみたいものだ。」
ドラゴンはあまり縁がなく、当然討伐経験もない。
これは意外と強そうだと認識を改める。
さて、後は彼女が食事を終えるのを待つとしよう。
準備が出来れば二人で奥へと進む。
この遺跡は目立った罠の類は既に壊れて機能していないが、稀に強力な亡霊が姿を見せるとの評判だ。
■アクラ > 「それは知ってる。けどこういう時に限って良いお宝が見つかったりするんだぞ。」
若しくは収穫ゼロか、だがそこに関しては納得している
駄々をこねる意味もないのは分かっている
「偶々会った冒険者だからギルドにでも行けば会えるかもしれないぞ。
今はこいつが話題だから聞いてみると良い。」
竜の討伐は何かと話題になるもの
報告にも協力してくれないと危なかったと言っといたので協力してくれた彼女はいま噂の人だったりする
大きな一枚を食べ終えれば刀鬼について行く
彼女と一緒に動いて初めて魔物に出会ったがどれもそこまで強力な物ではない
危険と言われていたがこれは地下にでも潜らないとお宝は見込めないかと悩み始める
■刀鬼 紫沙希 > 「まあ、出て来なかったらその時はその時だ。
楽しくやろうじゃねえか。
…ギルドか、俺は生憎とギルドには所属してなくてな。
アクラはギルドの所属なのか?」
見た目だけなら街の子供のような恰好の相手。
時の人ならばやはりギルドの所属なのだろうかとまじまじと見つめていた。
「さて、それじゃあ行こうか。」
遺跡内の探索は順調であった。
死霊の類もゴーレムもスケルトンも二人の脅威とまでは成らなくて。
「こりゃあ外れのようだな。
宝箱も大抵が中身なしかしょうもないのしか入ってねえぞ。」
で、あんたは何か考えがあるのか?
言ってくれれば付き合うぞ。」
二人ともこのまま帰れば消化不良も良い所だろう。
思案中のアクラの横顔を覗く鬼。
■アクラ > 「そうなのか?
一応冒険者登録はしているぞ。じゃないと依頼もさせてくれないし素材の解体も高いからな。
高ランクでもなければ義務もないしお得だぞ。」
なのでランクを上げる試験などは完全に無視している
あくまで特典を受ける為だけの所属だった
「ギルドで遺跡の地下部には強力な魔物が居ると聞いた。
調査もまだまだ進んでいないからお宝が見つかるかもと…死んでも知らないとも言われたぞ。」
ここまで言ったが協力者が居る今乗り込まないのは勿体ない
刀鬼もここで帰る事は無いだろうと地下へのルートへと進んでいく
途中からは完全に外の光がなくなるので灯の魔法も忘れずに
■刀鬼 紫沙希 > 「なるほど…依頼か。
だが今日は依頼出来ている訳ではないのだろう?
それに素材の解体位ならうちでも出来るからな。」
アクラの説明に納得したのか首を縦に動かす鬼。
子供らしい姿であるが割り切ったやり方をしている。
誰か知恵をつける相手がいたのだろうか。
「ほう、ここの地下がそんなことになっているのか。
それは面白いな。 何、俺と君なら死ぬことはないだろう。」
ここに至る途中でアクラの腕は相当と認識した鬼は笑みを浮かべ、
アクラと共に地下へと向かう。
灯りになるような物も魔法も持っていない鬼は左手に気を宿し、光を灯す。
「そっちはどうだ? ちゃんと見えてるか?」
■アクラ > 「うむ、依頼で来たら獲得したお宝を取られるからな。
今日はギルドを通してないぞ。
解体が自分で出来るならそれが一番だけどなぁ。」
これらの知識は全て一緒に住む者から聞いたのだ
割り切っていると思われるのは受け取ったままの知識をは無いsているからだろう
「死にそうになったら逃げるから大丈夫だ。
刀鬼は放っておいても生き残りそうだしな。」
自分だけなら全力で逃げれば必ず助かると自信を持って言える
なので本当に危なくなったら躊躇なく逃げ出すだろう
「うむ、魔法は得意だからな。
刀鬼は動かないといけないんだしあかりは任せてくれていいぞ。」
灯の魔法が宙に浮かび自分達と進む先の通路を照らしている
何もない道が暫く進むが…ふと大きな気配と魔力を奥の扉から感じる
確実にここまでの魔物と比べ物にならない何かがこの先に居る
■刀鬼 紫沙希 > 「そりゃそうだ。
お宝独り占めの方が上手いわな。」
どうやら知恵を付けている相手が居る様だ。
アクラが見た目の割に色々と知っている風なのもそのおかげのようだ。
どんな相手だろうと興味を抱く。
「随分な言われようだが、まあその通りだ。
俺ならなんとでもなるからな。」
いざと言う時の為に体中に軽く闘気を纏わせる鬼。
今のところは目立った脅威は感じない。
「すまんな、そうさせてもらおう。」
宙に浮く灯に甘え、アクラの先を歩く。
地下へと降りる階段を降り、暗い通路を辿れば広い部屋に。
最初に二人が出会った場所よりも遥かに広く、天井も高い場所。
そこには数メートルはあろう巨大な鉄の巨人が大きな剣と盾を手に立ちふさがっている。
こちらの足音をキャッチしたのか、巨人は地面が揺れるような音をあげながらこちらに接近を始めていた。
「やるぞ、アクラ。」
■アクラ > 「そうだ。お金が沢山欲しいからな。」
色々な事をする為に必要なお金はいくらあっても足りない
だからこうして沢山のお宝を求めているのだ
「でも本当に生き残るだろう?
良い動きだし健康っぽいしな。」
そんな軽口を言い合いつつとうとうその部屋に辿り着く
見上げる程の大きさの巨人は全て硬い鉄でできている様で巨大なゴーレムともいえるかもしれない
「でっかいなぁ…もしかしてこいつのせいで調査が進まないのか?
殴っても硬そうだから魔法で援護するぞ。」
バタンと閉じる後方の扉
逃げも出来そうにないので鞄を置いて巨人に向かい合う
■刀鬼 紫沙希 > 「偉いな、確かに金はあるに越したことはねえな。
ま、これでも一家の主だからな。
動けないとやってけねえんだ。
そっちこち龍を倒すだけあってなかなかなんだろ?」
ここまでは和やかな雰囲気であった。
が、それも直ぐに終わる。
鉄の巨人は全身が鎧で覆われており、腕も足も太い。
肉切り包丁を巨大化させたような大刀は首どころかまもとに当たれば木端微塵にされかねない重量。
左手の盾は恐らく城門よりも巨大、重量で押しつぶすだけも強力な一撃になる。
「そのようだな、向こうに白骨化した遺体が転がっている。
とにかく俺が先行して盾になる。
後は魔法でなんとかしてくれよ。」
鬼は駆け抜け、白鞘を抜く。
それに反応して巨人が刀を振り下ろす。
まっすぐに降りた巨大な刃が地面に穴を開けるが、そこに鬼はおらず。
「…遅いな。」
巨人の刃が降りるまでの僅かな間で駆け抜け、巨人の足元へと到達する。
鬼が手にしているのはどこにでもあるような白鞘。
だが、鬼が闘気を走らせることで威力が上がり…。
両手で持った刀を巨人の足の甲へと突き刺す。
巨人は喚き声に近い不思議な音を立てつつ、バランスを崩し転倒する。
■アクラ > 「主?もしかして刀鬼は結構えらい奴なのか。
私は慣れてるだけだ、それに弱くもないしな。良い金になるから探して狩っただけだぞ。」
弱肉強食、その生き方をしてきただけだと語る
鉄の巨人は防御の必要が無いほど硬くその攻撃も素早くはないが重く破壊的でまともに当たればただでは済まない
「うむ……さて、何なら通るか。」
炎は効果が薄そうだし水は…相手が生物でなければどうにもならない
何故か細い刀が鎧を貫いて巨人も倒れてしまう
化け物みたいな強さだなと感心しつつふと攻略法を思いつく
「ちょうど倒れてるしこれだな。」
地面に手をつき魔力を流す
すると倒れた巨人を包むように周りの床を突き破り土が盛り上がり始める
藻掻く巨人を絡めとりずぶずぶと地面の中へと沈めていく
抵抗しているせいで完全には埋められてないが藻掻き続けてるせいで真面に動けていない
■刀鬼 紫沙希 > 「ああ、紫沙希一家と言う組織を率いている。
富裕地区に拠点があるから興味があったら遊びに来ると良い。」
ワイルドな相手に自らの拠点を晒す鬼。
ここまでのやり取りで悪い事をしてくるような相手ではないだろうと思ったからで。
「おい、まだか?」
派手に倒れ込んだ巨人はその重さもありすぐには起き上がることもないだろう。
何より大事な足は一本鬼が潰した所だ。
代わりに刀は脚に深く突き刺さっており、抜くことも出来ないが。
「随分と凄い魔法を使うじゃねえか、ならこれだな。」
巨大な化物を包み込む更に巨大な土。
まるで沼のように沈み込めば、巨人は体の自由を塞がれてしまう。
鬼は感心しつつも、この機会を活かすべく巨人の上に飛び乗って。
金属の塊の上を走り抜け、巨人の後頭部へと。
「ここだな。」
魔力のようなものを感じた鬼。
恐らく動力源のようなものだと判断し、右手に気を集中させる。
グシャリと金属を貫通する鬼の拳。
「…やったぞ!」
魔力を持った石のようなものを手にし、巨人の背中で掲げる。
動力源を失った巨人は活動を停止し、アクラの沼に飲み込まれていく。
「どうだ、これなんて価値があるんじゃないか?」
アクアの元へ戻ると、手にした宝石を見せる。
価値は分からないが内包している魔力は相当なようだ。
■アクラ > 「富裕地区に拠点なんてすごいな。
興味が有るから機会があれば遊びに行くことにするぞ。」
悪事を働くつもりはない
単に興味が湧いたのだ。富裕地区を拠点とする組織に
「どう仕留めるか悩んでるのだ。沈め切りたかったがデカすぎる。」
そう、仕留めそこなった状態なのだ
ここからどうするかと考えるが刀鬼が先に動き巨人の頭を貫いた
「…手が砕けてない、だと?」
肉が鉄を貫くのが不思議でならない
抵抗をしなくなった巨人はずぶずぶと簡単に土の中に埋まっていく
「かなりの大物だったな…なんだそれ、それが核になってたのか?」
刀鬼の手に握られた宝石に目を輝かせる
売れば高そうだ…と思ったがまた悩む
山分けと言ったがこれは割ったらゴミになるタイプな物だと
■刀鬼 紫沙希 > 「おお、是非遊びに来い。
酒も飯も全てあるぞ。
温泉も用意してあるから好きなだけ遊んで行け。」
喰いつきの良いアクラに満足そうな鬼。
眼を細め、自宅の自慢を始めた。
「いや、良い動きだった。
おかげで止めがさせた。」
自分まで飲み込まれないよう、巨人が沈み始めたタイミングで飛び移った。
おかげでコアであろう石は手に入ったが代わりに腰の刀が飲み込まれてしまう。
「詳しくは言ってなかったが、俺は見た目よりも力が強くてな。
刀がなくてもこれ位のことはできるんだ。」
驚いているアクラに微笑を浮かべる。
久しぶりに派手な戦闘を味わったが、成果は上々だ。
「どうやらそのようだ。 ちゃんとした専門家に見せれば良い値で買い取ってくれるだろう。
ただ、割ったら価値はなくなるだろうな。 だから帰りにでも換金して金貨で山分けになるな。
となると早く街に戻らねえとな。 行くぞ。」
■アクラ > 「飯か。それはいいな!」
食事を用意してくれるならと頷く
「魔法が得意だからな。それに魔法であいつを滅ぼすのは難しそうだったからな。」
力が強いからと言ってその身であれを貫けるものなのかと思うがそれはそれ
武器ごと埋めてしまったので少し申し訳なかったりも
「うむ、流石にこんなのが他にもいたら大変だし帰ろう。
武器の代わりにこれを分けてやるぞ。」
ポンと拾った鞄を叩く
中にはまだドラゴンステーキが二枚残っている
武器程ではないが貴重な品だ
■刀鬼 紫沙希 > 「ああ、色んな食い物があるから遠慮なく喰っていいぞ。
…いや、時間をかければいけたんじゃないか?
それにお前さんは頑丈そうだしな。
あと、刀のことは気にするな。 あれは安物だし、家に戻れば幾らでもある。」
申し訳なさそうなアクラの肩を叩く鬼。
こんなことはよくあることとばかりに気にしていない。
「いやいや、食い物を貰っても持ちかえる道具が無いからな。
それより早く現金に換えようぜ。
そうだな、また見かけた時は飯でもいこうじゃねえか。」
冒険らしい冒険が出来て満足な鬼。
この後、共に街に向かい大量の金貨を山分けしたことだろう。
ご案内:「無名遺跡」からアクラさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」から刀鬼 紫沙希さんが去りました。