2019/05/13 のログ
ご案内:「無名遺跡」にディメントさんが現れました。
■ディメント > 名も無き遺跡の一角。
そこは深層と呼ぶには浅い階層の一部屋だった。
無機質な石畳と石壁だけで構成された直方体の部屋。
その中央、まるで何かを乗せる台座のような場所にそれはあった。
それは――各辺が20cm程の漆黒の匣。
すべての辺も角度も精密に測られたようなそれ。
材質は金属にも似ているが、じわり――と温かみを帯びているようにも見える。
継ぎ目すらない表面を、まるで迷宮のような金の文様が走る。
カチリ――ドク――。
ふと、そんな音がした。
まるでその内側で、何かの装置が起動したような音。
あるいは、その内部で何かが蠢き始めた様な音。
けれど、まだそれは動かない。開かない。目覚めない。
そこに誰か、相応しいものが来るまでは――。
ご案内:「無名遺跡」にドリーさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からドリーさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からディメントさんが去りました。