2019/04/24 のログ
ブレイド > 「そりゃすげぇ。
そのための光より速く走る足がほしいもんだ」

ケラケラと笑いつつ、穴の向こう側を軽く見る。
ジョンも視線を向けているあたり…まぁ、当たらずとも遠からずな罠があるのだろう。
もう少し近づけば詳細もわかるかもしれないが、流石にそんな真似をしたところで得るものがない。

「土産話のために命かける気はねぇな。
いこうぜ」

道を行けば、いくつかのトラップはあったものの
これほど大規模なものはなく、化物の襲撃も特になし。
二人で地上に出ると、夕日が出迎えてくれた。

「ふ~…助かった。改めて感謝するぜ。
んじゃ、せっかくの生還だ。近場で一杯どうだ?」

旅の宿兼酒場のような店が街道には点在していたはずだ。

ジョン > 「雷魔法ってのは足で避けられるもんじゃねぇからなぁ……」

勘であれは避けるもんだ、と言いながら。
隠し通路を歩みながら、やがてたどり着いたのは地上。
夕焼けの空を見上げ、大きく伸びる。
この巨躯を十二分に内包できる遺跡とは言え、この巨躯にはやはりせせこましかったのだろう。

「ぁあ~~、やっと狭ぇところから出れたぜ。
 あん? ああ、そういや礼だのどうのとか言ってたな。
 いいぜ、一杯奢ってもらうとすっか

にっ、と笑えば二人旅人、夕日の町を歩み始めた。

ご案内:「無名遺跡」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からジョンさんが去りました。