2018/08/09 のログ
ご案内:「無名遺跡」にルース・コールフィールドさんが現れました。
■ルース・コールフィールド > 「……どこだここ……?」
何人かでチームを組み潜った遺跡、途中までは順調であった。
その油断からチームの一人が罠にかかり、その後は立て続けに発動する罠から逃げる間にすっかりとはぐれてしまう。
マッパーとシーフを兼務していた自分がこうなのだから他のメンバーはどうなっているか。
それを考えれば不安しかないが現在位置も判らない状況。
「探すしかないか…」
チームメンバー、そして出口を見つけなければ戻るに戻れない。
そう考えれば探すかと気合を入れ…おそらくは来た道を灯り片手に戻り始める。
ご案内:「無名遺跡」に紅月さんが現れました。
■紅月 > ーーーかつ、かつ、しゃら…
最近、本業に精を出し始めた。
何せ副業にと思っていたアレコレの方が安定してしまって、うっかり何が本業なのかわからなくなってきたからである。
…本業は何か?
トレジャーハンター!…の、つもりだ。
「次はどっち行ってみようかなぁ…
迷子さん探しもあるしなー?」
そういうわけで、遺跡の中。
偶然出くわした冒険者が『仲間とはぐれちまった』なんて言うから、ついついついでに探すのを手伝おうと。
けれど、やはりいつも通りにフラフラと、のんきに一人散歩する紅娘。
この曲がり角を曲がれば、丁度男に出くわすだろう。
■ルース・コールフィールド > それなりな時間を歩くが魔物にも仲間にも遭遇せず。
次からはあいつらとは組まないと内心の愚痴をこぼしながら角を曲がれば聞こえる自分の足音以外の音。
足音はいいが、そこに混じる音に仲間ではない事がはっきりと判り。
少なくともはぐれる前には聞こえる音が鳴るようなものを持っているのはいなかった。
「別口が居たみたいだね…」
敵か味方かは分らないが音は近づいてくる。
恐らくは先の角を曲がれば出くわすはず、警戒のためにナイフに手をかけ出来るだけ静かに角を曲がって。
■紅月 > 「……、…んぅ…?」
正面の角を曲がってくる、誰か。
どうやら魔物ではない…ヒトかミレーか、足音が小さい辺り己には気付いているのだろう。
「…こんばんは~、散策すすんでますー?」
能天気に笑顔で声をかける…片手に鉄扇、空いた片手をヒラヒラと振って。
…とりあえず、これで敵ではなさそうだと気付いてくれるかな。
実際敵になる気はないのだ、切りかかられでもしては堪らん。
■ルース・コールフィールド > 出くわす相手はどんなの奴なのか、危険な魔物かと。
そう警戒して曲がれば聞こえる声は非情に能天気。
一瞬何かガスを吸って幻影を見ているのかと思うほど場所に合わない声。
それだけに…思わず見て姿、片手には武器のようなもの、空いたもう片手をを振る姿を見つめて。
「いや……全く進んでないね…?」
敵と見て斬りかかるにはあまりに無防備。
ただ味方かと言えば知らないかのでノー。
街中で会えばナンパの一つでもするものだが、場所が場所。
どうすべきかとらしくもなく考え込んで無防備な姿を晒してしまう。
■紅月 > あまり接近しすぎても警戒させてしまうだろう、適度に距離を保って立ち止まる。
「あらまぁ…
あ、もしかして、罠ではぐれた冒険者さんだったりする?
もしそうなら、あんさんで3人目なんだけど」
クスクス、と笑ってみせ。
次いで男を手でさしながら、首を傾げて。
そうして…他の連中が合流しようとしてること、たまたまソレと遭遇してヒト探しを手伝っている事を説明しようか。
■ルース・コールフィールド > 正直距離を適切に取ってくれることはありがたい。
その行動から敵ではなさそうとは考えるが、はっきりとした確証がないだけに警戒は解けなく。
「……なんでそれを知ってるんだ?
俺で3人目?……救出隊にしては早くないか?」
笑って手を向けてくる姿に一歩下がり見つめ。
危害はないと判れば、すまないというように笑みを見せて。
そうして説明されたことに、救出にしては早いが…間違いはないと肩の力を抜く。
■紅月 > 「救出隊…?あっはは違う違う!
そんなカッコイイ感じのアレじゃないから!」
ケラケラ笑って手をブンブン振る。
…例えるなら、井戸端会議のオバチャンがやってそうなあの動作である。
「ただのソロ冒険者だよぅ。
私はコウゲツ…東の果ての地にては、紅の月と書きまする。
トレジャーハントのついでにヒト探しを頼まれた、しがない探索者に御座いますれば…以後、お見知り置きを」
話しながら、スッと静かに一礼してみせる。
言い終えればやはり、にぱーっとユルい笑みを浮かべるのだが。
■ルース・コールフィールド > 「確かにあんたはかっこいいっていうよりは別なあれだね」
笑いながら手を振る仕草。
それは見た目こそ手を出したくなるが、行動がおばちゃんというギャップ。
「つまり俺たちはソロの冒険者以下って事だね。これは流石にへこむね…。
紅月ちゃんね、もしかすれば聞いてるかもしれないけどさ。俺はルースだよ。
それだけ重なってれば立派だよ。こっちこそお見知りお気をかね。
こんな場所じゃなければ酒とベッドでもてなしたんだけどね」
遺跡内では妙に見えてしまう一礼。
それも何故か様になっているように見え、ゆるい笑みを浮かべる姿に軽口を混ぜて返して。
■紅月 > 「あら、以下とは違うでしょうに。
チーム行動の弱点が離散ってだけよ…ソロだと全部当人の腕次第だけど、自分だけ心配してればいいから楽なの」
どっちも一長一短ね、なんて笑って。
相手の自己紹介に再び目を向ける。
「るぅす、ルースね…ん、覚えた!
ふふっ、ベッドは余計!
…ま、遺跡を出るか街で会うか…何処かでバッタリしたら一杯馳走になろうかね?」
クスクス、楽しげに笑って。
冗談めかして話しながら、コテリと首を傾げる。
「ほら、こっち!
とりあえず合流しないと…あ、怪我とかしてない?
もし怪我してるなら私手当て出来るけど」
くるりと背を向けて来た道を戻ろうと…しかけて、振り返る。
大丈夫?と。
■ルース・コールフィールド > 「一人で無事なのとチームでこうなってる差が出てるって。
ある意味その方が気は楽なんだよな、よくわかる」
笑う女にそう返し、暗に普段はソロ活動をしている事を匂わせ。
名乗ってから不味ったかを様子を伺い。
「それは残念だ、あんたとなら気持ちのいい朝を迎えれると思ったんだよな。
奢るのはそれからが良いか、ここで飲むほど馬鹿じゃないつもりだ」
楽しそうに笑う女に残念とおどけて見せ。
本気か冗談か判らない口調で話して。
「合流って事はどこかにいるわけか。
怪我はないから大丈夫だよ、案内たのむ」
背を向けて進もうとする後ろをついて歩こうとして。
振り返り問われ、大丈夫というように手を揺らして。
■紅月 > 「あー、成程…
たまに気紛れに組むと痛い目見るんだよね、わかるわぁ…」
仄かに香ったそれに、何となく察する。
己にも身に染みて、といった様子で苦笑して。
「んもぅ…セ ク ハ ラ!
私なんかより綺麗なヒト、いっぱい居るでしょうに…
ふふっ、帰るまでが遠足です」
様子を監察したのなら…別に嫌がっている訳じゃなく"自信の無さから冗談だと思っている"だとか"恥じらっている"だとか、そういった風に見えるだろう。
「うん、それほど遠くないよ!
こっち~…ここは右のー…」
ふんふんと鼻歌を歌いながら、迷いなくスタスタと歩いていく。
時折しゃがみこんで地面に手を触れ、何やら聞いているのか読み取っているのか…しばし止まっては歩き出す。
■ルース・コールフィールド > 「それもお仕事だから嫌って言えないもんでね。
今回は全員顔見知りだからいいんだけど、知らないとね…」
苦笑する姿に同じ経験があるのだと察して肩を竦め。
「本気なんだよ。セクハラはご勘弁だね。
いやいや、紅月も十分にイケてるよ。
あいつらの迷子の件がなければさ、ここで熱い一夜でも全然OKよ。
遠足は帰るのが一番大変なんだよね」
セクハラという言葉に過剰に反応を見せるが職業柄よく観察をしていて。
嫌がっているでいるようには見えず、むしろ恥ずかしがって、こちらの言葉を冗談に思っている?
そう見えるとゆるい笑みを浮かべて隣へ並んで肩へと腕を回していこうとして。
「遠くないなら一安心か。
俺がいないとあいつら地図も持ってないんだよ」
近いからかこの遺跡に慣れているのは、鼻歌交じりに歩く姿は不思議と頼もしく。
地面にしゃがみ痕跡を捜し絵いるような姿を黙って見下ろし、後を追いかける。
■紅月 > 「あー、つまり"組んで行け"系の…賭けだとは思うけど、何だかんだハズレ多くない?
私、イイ思い出ないんだけど」
系統としてお仲間なんだろうなぁ、と察して苦笑する。
「ふぇえっ!?そ、っ外でなんてそんな、破廉恥な…!!
…あー、確かにそうかも?何故か寄り道したくなる」
アワアワと、どうみてもこのテの話が不得手な様子で恥じらい頬を染め。
けれど肩を寄せられても嫌がらない辺り、性的ではないスキンシップなら大丈夫そうだ。
「あらら…マップ担当がお留守はキッツイなぁ。
…ん、おー? この先だってさー!」
クスクスと笑みながらこたえる。
地面を通してコッソリと地妖精に話を聞きつつに進んでいけば、どうやら合流地点は目と鼻の先。
■ルース・コールフィールド > 「今回は斥候とマッパーがいないって応援頼まてたんだよ。
ハズレは多いけど知り合いだと断りにくいしね」
今回はまさにそんな理由で居ると肩を竦めて。
「ここは中だから室内だって。それに…偶には違う環境っていいもんかもよ?折角だしどうよ?
そこで寄り道すんのか…。いや、真っ直ぐ帰ろうって」
誘いをかければ恥じらいを見せる姿に、冗談ぽく誘いをかけ。
恥じらいを見せるのにこうした事は良いのかと、距離の取り方に悩みを見せて。
「そのマップ担当が俺なんだ、だから迷子は後の連中。
この先か、案外近くで見つけてくれてたのか」
その担当ですと、笑みを含んで答え。
妖精の声を聞いているなど思いもせず、近くにいたのだと思いあと少しかと息を吐く。
■紅月 > 「あちゃー…それホントに断れないヤツじゃないさ。
お疲れ様」
肩を竦める姿にクスクスと笑って。
「んもうっ、わかってないなぁ……"初めてはベッドの上で優しく"なんてのは、根強い人気だぞ~?
女は雰囲気に酔う生き物だからねぇ。
…うふふっ! だぁって好奇心には勝てないんだものっ!」
のほほんと肩を寄せられたまま…恥じらいつつも、ヤレヤレ、といった様子を見せる。
「あらあら、まぁまぁ!
いや…もっと出口近くにいたのとバッタリしたから案内頼んで、間ぐらいに。
通りかかって良かったよ、ホント」
お互いクスクスと笑って。
カツカツと歩み扉を開ければ開けた場所…に、数人の男たちが…。
■ルース・コールフィールド > 「ま、嫌いな奴らじゃないのが救いだよ。ありがとうな」
なんだかんだで損と解っていても付き合ってしまう人の好さが見え隠れして。
「もし酒場で声かけてたら、一番いい部屋でお相手願いたいもんだね。
雰囲気と言えば、遺跡で迷った男女が求め合うもありだと思うけどさ。
…帰るまでが遠足は真っ直ぐ帰らないと意味がないと思うな……」
ヤレヤレという様子にそんな事を返し、さすがに外は難易度が高いかと今回は諦め。
好奇心旺盛すぎる姿には呆れてしまい。
「出口に?あいつら道覚えてたのか。
何にしても助かったのは事実だしな」
運が良かったと笑みを見せ。
見えた扉を開ければそこには迷い別れたチームのメンツ。
それを見れば本当に助かったと女の肩を叩き、メンバーに歩み寄って。