2018/07/14 のログ
ご案内:「無名遺跡」にサフィニアさんが現れました。
■サフィニア > 遺跡の地下構造部分、迷宮の様な通路を行く人影が一つ。
「はあ……今日はやけに化け物が多い。疲れた」
素っ気ない口振りだが、声色は甘い。
少女……の姿をした冒険者は、億劫そうに独りごちた。
ここに来るまでに、何体の怪物を撃退しただろうか?
戦っては退け、を繰り返している内に、地図に記されていない区画に
さ迷いこんでしまったらしい。
取りあえず、見覚えのある区画に戻る事を目標にして、
探索を再開する事にしたが、その前に。
「少し休んでいかないと。流石に、このままだと疲労でじり貧だ」
一人で探索を行う利点もあるが、体力のペース配分が思うようにいかない
のはデメリットだ。休憩出来る時にしっかり休まないといけない。
壁際に寄って、膝に手を置いて軽く前傾姿勢になって、息を整え。
一度休息をとり始めると、体の芯に押し込めていた疲労感が滲み出て来る。
思った以上に消耗していた様で、肢体の感覚が鈍っているのが分かった。
ご案内:「無名遺跡」からサフィニアさんが去りました。