2018/05/19 のログ
ワルセイ・イダーヤ > 「ほう、そなたの故郷では、そうなのか……」

自分の名前の響きなど気にしたことがなかったので、少し驚く。
そして、マッドドラゴンと出会い……コウゲツが、欲しいならと言えば。

「ふ、ならば、行ってみようではないか……!
コウゲツよ、ここらへん一体を乾燥させてほしい。
わざわざ、奴を目覚めさせて戦うことは無いからな……」

そう言って、コウゲツに乾燥を任せ、自分は、乾燥したマッドドラゴンの皮膚を吹き飛ばす魔術を練って……そして、コウゲツが乾燥させたら。
『エクスプロード』
と唱え、乾燥した泥を吹き飛ばし……赤い、グロテスクな心臓が残って。

「ふふ、賢者の血ほどではないが……良い拾い物をした。
コウゲツよ、感謝するぞ」

そう嬉しそうに礼を言いつつ、心臓を拾い上げ…

紅月 > 「そーなの!ふふっ♪」
楽しげに笑んで。

「おっ任せあれ~ぃ♪
ちょっと下がっててねー…炎よ!全てを呑み込めっ!!」

炎を纏わせた左右の腕を開き、羽ばたくように正面で交差させる。
すると、逃げ道を塞ぐように部屋の壁に沿って2つの炎が円を描く。
ぐる、ぐる…徐々に中央に収束してゆき、衝撃波のように部屋の床全体を撫でた。

「んふ、カラッカラのカッピカピ!」

後は男の作業を斜め後ろでしげしげと眺めて。
…美味しく無さそうだなぁ。
紅月の感想といえば其れである。

ワルセイ・イダーヤ > マッドドラゴンの心臓を布袋に入れ……

「よし、そなたの炎のおかげで、足場が固まった。これで歩きやすくなるな…
では、先に進もうか」

そう言って、乾燥した床を歩いていこうと……
[1d10→3=3]
ワルセイ・イダーヤ > 3・部屋は一見何もない東洋の畳でできた部屋だ。しかし、一歩踏み入れれば、畳は緑の触手でできているのがわかるぞ!
ワルセイ・イダーヤ > しばらく、乾燥した床を歩き、やっと泥臭くない、新鮮な空気が肺に入ってきて…
すこし、深呼吸……

「ふぅ……すぅ…新鮮とは言い難いが、良い空気だな」

そういいながら、次の部屋に足を踏み入れれば…緑色の、規則正しい波状の床面で…

「うむ?不思議な床だな……どこかの本に、タタミとか言う床が書いてあったが、それだろうか……?」

そう言いつつ、コウゲツと共に部屋を進めば……ウネ。ウネと床が動き出し……部屋の中央ほどで
ぶわぁぁぁぁ!
と、コウゲツの体を包もうと、畳触手が襲い掛かってくるだろうか…

紅月 > 「ワール、どうしよう試練だ…畳を土足で、それも泥んこの状態で歩け等とっ!
紅は幼い頃、散々コレやらかしてお尻ペンペンされましたぞ…!!」

うわぁぁぁ、と、戸惑う紅月。

「うぅ、罪悪感が、罪悪感が半端ないよぅ…」

ただの陰湿な東国民泣かせの部屋かと思いきや…しゅるるる!!

「…ふぇ?……うぉわぁああ!?
っ、ちょ、なんだこいつ…は・な・せっ!!
………っだぁああ、束になりやがった!」

和室で植物のような触手に着物女が吊るされる図とは中々に風情があるが…力業で抜けられなければ、炎で燃やし始めるだろう。

ワルセイ・イダーヤ > 「ほぅ?俺はただの床だと思うが……考え方や、文化の近いか……」

畳の上を行くワルセイとコウゲツ。するとどうだろう。床が、触手に……!

「っく、コウゲツ!」

確かに、触手に縛られたコウゲツはそそる絵になるが…大切な相手が、触手如きに好き放題されるのは我慢ならず。だが、どうする?と考えながらも、触手がコウゲツの胸や大切な場所へと迫れば……

「っく、触手風情がぁ!」

そう叫び、怒りのままに斬撃魔術と、氷魔術が発動して……
コウゲツを捕らえていた触手をズタズタにして、さらに、地面の触手も氷漬けに……

「はぁ……はぁ……無事か?コウゲツよ」

そう、焦りも収まらぬまま聞いて……ぎゅ、っと抱きしめようか。

「すまなかった、もう少し、注意するべきだった……」

そう謝罪して……ちなみに、室温は氷るほどに寒い。

「……とっとと、こんな部屋からは出よう……」

紅月 > 「っだぁ、尻を撫でるな尻を、不愉快ぞ!
い、いい加減にぃ…っ!?
…………………ワルさん、凄ぉい」

一瞬で塵と化した触手、襲われた事よりもワルセイの魔術の腕に感心してぺたりと氷の上に座る紅月。

「大丈夫大丈夫、ほら、無傷!
そうさね、早く出よっか」

ニコニコと笑みながらワルセイの長い髪を撫でて。
よっしょ、と立ちあがり先へと歩み出す。

ワルセイ・イダーヤ > 「うむ。触手床の部屋などに、長居は無用だからな……」

そう言って、、髪を撫でられれば、此方も撫で返し…
次の部屋へと歩いて行って……
[1d10→2=2]
ワルセイ・イダーヤ > 2・キングモフルム出現!倒して毛皮を剥ぐもよし、もふり倒すのもよし…ただし、キングモフルムは魔術が使えるぞ!
ワルセイ・イダーヤ > 『もっふっふっふ~』

そう鳴き声を上げ、周囲にモフルムを従えるのは、人間大の大きさのモフモフ球体。キングモフルムで……
キングモフルムの後ろには、扉がある……どうやら、こいつがこの部屋の番人の様だ。

「ほぉ。この大きさのモフルムは聞いた事がない……まさに、新種だな。」

そして、キングモフルムは、腹部を前に突き出し…「好きなだけモフるがいい」とでも言いたげな様子…
モフりと腹部を触れば、指が沈みこみ、ふわっふわのもふっもふで……

「ぬぅ……これは。俺でもモフりたくなるな……コウゲツよ、どうやらこやつを倒さねば次に行けぬようだが…」

そういって、少し困り顔。自身の娘のペットと同じ種を焼くのは…さすがのワルセイでもためらって…

紅月 > [ピシャーン!その時、紅月に衝撃がはしる!!]
…今の紅月のポーズにルビをふるならば、そんな所だろうか。

「も、もふもふ…!!
すっごいもっふもふだよコレ!
ふ、ふあぁああぁぁ…!」

ガバァっと豪快に、そりゃあもう豪快にキングモフルムの毛皮に埋まる紅月。
蕩けるような笑顔で頬擦りしている。

「ワールワール、この子テイムできるかな!?
ね、ね、飼っていい!?」

キラキラキラキラ…
紅月はワルセイに意見を求めているようだ。

仲間にしたそうに此方を見ている。

ワルセイ・イダーヤ > 目を輝かせるコウゲツに苦笑しつつ…
飼ってもいいかと聞かれたが、正直どう答えたものか……
数秒悩むも、きらきらとした瞳に押し負けるのはコウゲツに対する甘さ故で。

「仕方のない娘だ……いいだろう。ただし!きちんと最後まで育てる事……判ったか?」

そう聞きながらも、キングモフルムもまんざらではない様子で、コウゲツからの頬擦りを受けていて…
キングモフルムは、どうやらコウゲツの友になることを選んだようで、コウゲツの横に並び、もふぅ、もふぅ…とついてくる
その後、遺跡を探索したが……結局は、賢者の血は見つからず……

「ふぅむ、コウゲツよ。魔物などが暴れる時間になるとまずい。今日はこの辺りでひきあげようか」

そう言って、共に遺跡の外へと……
ちなみに、キングモフルムは、コウゲツの友として、一緒に遺跡を出るのであった…

ご案内:「無名遺跡」からワルセイ・イダーヤさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」から紅月さんが去りました。