2017/11/18 のログ
ご案内:「無名遺跡」にアザレアさんが現れました。
アザレア > それ、は何処かで誰かが楽しむ見世物であったのか、それとも背徳の儀式に巻き込まれたものか。

広大な遺跡の何処か、ごつごつと剥き出しの岩で覆われた空間。
ぬめつく岩壁に拵えられた金属の枷に、頭上へひと纏めにされた両腕を拘束され、
質素な薄絹一枚を許された痩せっぽちの娘は、先刻から恐慌状態に陥っていた。

妖しく波立つ蒼白い水で満たされた泉が、虜囚たる娘の足許に広がっている。
良く見ればそれは『水』ではなく、うねうねと蠢き、蒼白い燐光を放ち、
粘つく液体を纏いつかせた触手の群れ。
拉致され、拘束された状態で目覚めてから、既に幾度となく蹴り飛ばしてはいるけれど、
ぐにゃりと足の裏へ強い弾力を伝えるそれは、直ぐにびちゃりと悍ましい音を立てて身を翻し、
再び娘の足許へ這い寄り、絡みついてくる。

「やだ、やだやだ、ぁ、っ、気持ち、悪いぃ、ぃ……、
こ、ないで……もぉ、来ないで、いやあああ゛、っ―――!!」

ねとねとと妙に甘い香りを振り撒く粘液を絡ませ、這いのぼってくる触手が、
無防備な秘部や後孔を擽り始めて―――必死に身をくねらせ、足をばたつかせて抗うも。
くにゅ、くにゅ、細く撓る先端が時折、からだの中までも入り込んでくる。
今は未だ、僅かな刺激に過ぎないけれど――――もう直ぐ、取り返しのつかないことになってしまいそうで。