2017/11/12 のログ
ご案内:「無名遺跡」にマヌエラさんが現れました。
マヌエラ > 「それでは御機嫌よう」

遺跡の一画。場所を考えれば不自然に明るい声が響いた。
とある一室から出てきたのは、金髪を結い上げた、清潔感のある女性。
魔法のローブの下の肉体はグラマラスだったが、おっとりした表情は清楚な印象を与えている。
しかし誰知ろう、今、明るく別れを告げて出てきたばかりの部屋には、犯され、粘液塗れで人事不省に陥った女性冒険者が、転がされたままであることを。

「今日もお友達ができてしまいましたね。最初は嫌がっていましたけれど、ちゃんと心地よくなってくださいましたし、最後にはたくさんあへあへ笑ってくださいましたもの」

歩みながら、楽しい思い出を回想するようにくすっと微笑み。

「でも、楽しくて笑いつかれてしまったのでしょう。何もお返事しなくなってしまったのは、ちょっと残念です。一方的なお別れになってしまいました」

眉をハの字にして、自分が廃人同然まで追い込んだ哀れな犠牲者のことを振り返っていた。

「でも、またお会いできるかも知れませんし、新しいお友達ができるかも知れません!」

そして一瞬で気を取り直すと、楽しい出会いを求めて歩を進めるのだった。

マヌエラ > 果たして、この穏やかで善意に満ちた邪悪が何者と邂逅するのか。
それは遺跡の闇のみが知ることだった。

ご案内:「無名遺跡」からマヌエラさんが去りました。