2017/11/09 のログ
リリシア > (上の階から注がれる光がまるでスポットライトのように少女を照らす。けれど、その姿は凄惨なものであるか。衣服は乱れ、肌には多量の汗を浮かばせて髪や服はぺったりとその肌に張り付くように。実力に差があったのか、傷は然程多くないようではあるが、それでも決してない訳ではなく、あちこちには怪我が垣間見えるだろう。肩を上下させ、ぜー、はー、と呼吸する様子を見せる辺り、健康であり、無事ではあるようではあるがやはりその姿は人に見せられたものではなく。せめて、起き上がろうと体に力を入れようとするも、その体は動くことを拒絶してびくともせず。であれば、諦めたようにその冷たい遺跡の床に横たわり、そのままの体勢で休息をとることになるだろう。 未だこの場所には濃い匂いが残っている。そういった場所にはよからぬものが集まってきやすいもの・・・。経験談からそういった知識はあった。なるべく早く、この場所からは離れたいのだけれどその疲れきった身体は言うことを聞いてはくれず)

ふ、ふふ・・・困った、わね・・・。

(力なく、横たわり掠れた声で自虐するように笑って見せて ・・・動けるようになるにはもうしばらくかかりそうだ。)

ご案内:「無名遺跡」にライナスさんが現れました。
ライナス > (以前に訪れた遺跡を再度訪問したのは、何という事はない。日銭が心許なくなってきたから、とそれだけのことだ。連れ合いを求めず、一人で遺跡に赴く危険を理解していなかった訳ではないが、敢えて一人で訪れた理由は二つ。一つは、単純に逃げるだけのつもりであれば、そう大きな危険はないだろうとの判断。その程度には自分の逃げ足に自信は持っていて。もう一つは、同行者を求めることで、自分の情報が他人に拡がることを避けたかったから、である。世の中には自分の知識が他人の役に立てばそれでよい、などという聖人の様な手合いもいるらしいが、残念ながら己はそうではないのだった。)

……、ん。

(そんな理由で一人で悠々と遺跡荒らしにやってきて。無収穫、というわけではないにしても大きな収穫もなく引き上げるか、もう少し踏み込むか。そんな頃合いの事。ぴくり、と探索の手を止めたのは、耳に戦闘の音が聞こえた──気がした、からだ。)

……おや、まぁ。

(手を止めて耳に集中してみれば、聞き間違いなどではなく。確かに戦闘を行っているらしい様子で。記憶が確かならば、確かこの方向にはモンスターハウスがあった筈だった。身も知らぬ誰かが、どうやら罠にでもはまったか迷い込んだか。定かではないが、ろくでもない目に逢っている様だった。)

……、ふむ。

(僅かに迷った後、近場に置いた荷物を纏めるとその音の方向へと進む事にした。生き残っているにせよ、死んでしまっているにせよ。どちらにしても、こうしてだらだらと探索をしているよりはマシだろう。死んでしまっていればそれこそ、遺品を漁って金にしてしまえばいい。──などと、思いながら歩いていくうち。気が付けば、戦闘音が止まっていた。……さて、どちらだろうな、などと思いながら部屋の入り口から様子を窺って。)

こりゃ、派手にやったな。……おい、誰か生き残りはいるかい?

(部屋の中の惨状。まさしく血肉に汚れきったそんな様子に眉を潜めて。よもやたった一人でこの状況を作ったとは思わずに、そんな風に声を掛けて。当座の危険もない、と判断すれば部屋の中へと足を踏み入れていこうか。)

リリシア > (そして、疲れ切った体を休め、呼吸を整えている頃、こちらに近づいてくる足音を耳にした。相手が善なるものか、それとも悪しきものか・・・それはこちらで判断する方法はない故に、まずするべきことは逃げること、ないし戦う準備を整えること・・・であるが、現状最早立ち上がることすらままならず、とりあえずは鞘に収めた刀を握り、せめてもの抵抗をする準備をしておこうか。剣士としての誇りも意地もある。けれど私は高名な騎士ではなく。であれば、恥を晒すくらいなら、と自害する程ではなく。せめて最後まで行き汚く抗ってみせる・・・。そう決意し、ギリッ、と音を立てて刀を握るか。)

――・・・!

(誰か生き残りはいるか・・・まるでこちらを案じるようなその声。その声に驚きを隠せない。まさか、そういう心根のものが訪れるなんて思ってもいなかったから。なれば、ここにいる、と告げようとするも、その声は こひゅー、こひゅー、と声にならない吐息を吐くだけで意味のある言葉を発することが出来ず。 ・・・とりあえず、よろよろと心もとない動きで刀を掲げゆらゆらと左右に振って存在を主張していこうか。)

ライナス > (中の様子を確かめながら、足を踏み入れれば。噎せ返るような血と肉の匂いに小さく渋面を作り。チャ、と小さく鳴る金属の音に目を向ければ、ふらふらと揺れる刀が目に入り。そこにいたのは予想とは大きく違った一人の少女であった。小さく驚きに瞠目した後、周囲をぐるり、と大きく見渡すが他に人もおらず、また人だったものの存在も見あたらず。)

こりゃ、驚いた。……まさかこれ全部、あんた一人でやったのかい?

(状況からはそうとしか判断出来ず。半信半疑で尋ねながら近付いていき。近くへ寄って様子を見れば、怪我そのものこそ少ない様子だが、慢満身創痍と呼ぶに相応しい状況の様子で。しゃがみ込み、水筒の飲み口を口元へと寄せてやって。)

無理に飲むなよ、口だけでも濯いでおきな。

(ひとまずは、親切寄りの対応を行っておく事にして。少女の反応を伺いながら、少女の怪我の具合や様子を確認していこうか。)

リリシア > えぇ、そうよ・・・。驚いた、かしら・・・?

(ふふ、と力なく笑いながら掠れた声で応えよう。この場所に落ち、そして、全てを斬り裂いたのは紛れもなくこのエルフの少女の手である。見た目は普通の少女そのものであるけれど、その実力は本物で・・・低級の魔物程度、訳はなかった。けれど、元より長期戦は然程得意ではなく。それを強いられた上に圧倒的多数へ一人で立ち向かう、という状況。その体にかかった負担もまた本物で。)

ありが、とう・・・恩に着るわ・・・。

(そう彼に告げて彼から注がれる水筒の水分を得る為にその艶やかな唇を力なく開くか。そして、いざ水が注がれ始めれば母親の乳を得る為に夢中に吸い付く赤子のように夢中でその水を飲み干すだろう。

――そして、少女の体の様子を伺うならば、その体からは様々な匂いがするだろう。大部分はやはり血の匂い。少女本人の血は少なく、多くは返り血であるが・・・様々な魔物の血が入り混じった複雑な匂いがうsるだろう。そして、その匂いの中には魔物の血以外の体液も混じっていて、少女が打ち倒した魔物の中には淫魔系の魔物も混じっていた。人を誘惑し、堕落させ、魔力を得る淫魔。その体液である。それは甘いフェロモンのような匂いであり、彼の意識を揺さぶるかもしれない。)

ライナス > まぁ、な。……つっても、それで大体力尽きてるみたいだが。

(驚いたかと問われれば素直に頷いて。まるきりの善人とは言い難いこの男は、場合に依っては生き残りにトドメでもさして上前をはねる事も状況次第では考えていたが。この数の魔物相手に立ち回れる相手が、この消耗具合とはいえ素直にトドメを刺されるか。十中八九、この状況であれば問題なく仕留められるだろうが、その万一に自分の命を賭けるよりは。素直に恩を売っておこう、そう判断が優先した。)

なに。困った時はお互い様……なんて言うほど、慈善事業のつもりはないし、な。恩に着るって言うなら、謝礼くらいは弾んで貰おうか。

(血に塗れた様子を見れば、小さく頷き。本人の怪我がたいしたことないのであれば問題はないだろう、と荷物の内からぼろ布を取り出して返り血を拭っていく。粗方拭い取った所でぽいとそこいらへと投げ捨てた。綺麗にしてやろう、という親切心などではなく、せめても血の臭いを薄めておかなければ帰り道が辛い、という実務的な判断からの行動で。その最中、少女に対してうすらと欲情を抱いたのは、倒れている魔物の中に淫魔の類が混ざっていたから──だけではない。元より、好色な類なのだ。これだけの上玉を目の前にして、抱きたい、と思うのはある種当然であった。)

動け……そうにはない、な。取り敢えず俺がキャンプにしてる所まで運ぶが、構わないな?

(この部屋からは出来るだけ早く退去したい状況には変わりなく。少しでも落ち着いたのであれば移動させよう、と判断して。近場に荷物でも落ちているのであれば拾ってやろうかと、周囲を見回して。それらしい物が見あたらなければ、少女の身体を背負い上げようか。)

リリシア > ・・・この数を相手にしてピンピンしていられる程化物じゃないわ。

(少女より遥かな高みにいるような剣士であればこの数を相手にしても平然と涼しい顔で立っていることが出来るだろう。けれど、少女はそこまでは至ってなかった。どうにか切り抜けることは出来たものの、体力を使い果たし、ぐったりとしてしまった次第である。)

・・・私、お金あんまり持ち合わせはないのだけれど。

(遺跡になんてわざわざ大金持ってこないし、家に帰ったとしてもそれ程裕福な訳ではない。そんな弾める程のお金は持ってないのだけれど。
・・・とりあえず彼が体を拭いてくれるのなら大人しくしていよう。自分としてもべたべたして気持ち悪いのも事実。それを和らげてくれるのならおとなしくしていよう。)

悪いわね。助かるわ・・・。

(最早動けない故、背負って安全地帯にまで連れて行ってくれるのならばそれに越したことはない。彼の好意に甘んじてその背に体を預ければむにり、とその背中に豊かに育った胸と柔らかな肌の感触が彼の背中と少女を背負う手に伝わるか)

ライナス > この数に立ち向かおうって時点で、片足突っ込んでると思うがね。

(少なくとも自分であればマトモに相手をしようとする以前に逃げる算段をする、と頷いて。そもそも、そんな状況にならないよう上手く立ち回るのが本懐、であるのは間違いないが。)

金、も多少は期待するけどな。腕の良い剣士にツテが出来たってのも、まぁ悪くないさ。このご時世、いざって時に頼りに出来る相手がいるのに越したことはないし、な。

(別に謝礼の形は金に拘らないと答えながら。背負い上げれば自分の荷物もどうにか確保して。道中に不測の事態がない事を祈りながら、部屋を出て。……背中に感じる存在に、また劣情を煽られれば、そうだな、と悪戯に笑って。)

……そうだな、気になる、って言うなら。先払いしてくれても、俺は全然構わないぜ。カラダで、さ。

(少女が、大きく拒否感を示せば冗談だ、と流せる程度の調子で。しかし内心としては限りなく本音の要求を口にしながら、遺跡の外に張った、簡単な魔物除けを施してあるキャンプ地へと向かう。立地だけでなく、長くは保たないが数日は十分保つ効力の護符なども使用した、それなりのキャンプ地だ。安全、という面に対しては十全を求めるこの男の性質が窺えるだろう。)

リリシア > ・・・私も逃げるつもりだったんだけど、途中からつい刀が乗ってきちゃって。

(だから、つい興が乗って暴れすぎてしまった。それは自分の悪い癖だとは自覚があるのだけれど、でもつい楽しくなってしまって剣が止まらなくなってしまって。その結果がこの有様である。)

まぁ、そうね。依頼してくれれば護衛くらいはしてあげるわ。――気に入る仕事だったら、ね。

(人道に反するような仕事であれば、そういうものは興が乗らないからやるつもりはない。けれど、そうでないのなら・・・今日の借りを返す、という意味も込めて請け負うのもありだろう。)

・・・カラダ? 
――ふふ、なぁに?お姉ちゃんに欲情でもしちゃったの?

(なんて、相手の顔を覗き込むようにしながらからかうように言葉を発しようか。少女も激戦を乗り越えて体が温まった後。そういう欲も高まりつつある。であれば、そのまま誘い、求めれば・・・もしかすればその肌を味わうことも可能かもしれない。そんな雰囲気を晒しだして。
・・・もし、少女がそういう気分にならなかったとしてもロクに動けないその体。押し倒し、陵辱するような事も、可能だろう。)

ライナス > つい、でやりきれるんだから、化け物に足を突っ込んでる、って言ってるんだがね。……まぁ、動けなくなってるんだから片手落ち、だろうが。

(少女の言葉に苦笑を浮かべて答えて。つい、であれだけの惨状を作り出す手合いなのだから、やはり恩を売る方向を選択したのは間違いなかっただろう、と内心頷き。)

じゃあ、後で連絡先でも聞かせて貰おう、か。依頼をすぐにするか、はともかく。出来ればそれなりに付き合えりゃ有り難いね、こっちとしては。俺は、ライナスって名乗ってる。ま、こんな場所にいる時点でわかるだろうが、冒険者みたいなもんだよ。

(折角ひょんな事から出来たコネクションで、格上へ対する確かな貸しなのだ。簡単に精算させるよりは、ここぞと言う時に回収するべきだろう。それこそ、それまでは出来るだけ良い関係を築くべきだ、と考えて。)

お姉ちゃんって……お前さんのが年下、ってエルフじゃ見た目も当てにならないか。
──まぁ、そうだな。そう聞かれたら、イエス、としか答えようがないね。これだけの上玉を見て、欲情しない奴は男じゃない。そうだろ?

(からかうような言葉には、肩をすくめながら。この反応であれば、相応に慣れているだろう、と下手に包み隠さずに素直に答えて。断られる様であれば、素直に引き下がるつもりはそのままで。今の状況だけで言えば、陵辱して一時の快楽を得る事も可能だろうが、それに対するリスクが格上の恨みを買う、というのは。いささか、レートとしてよろしくない、というのがこの男の判断だった。)

リリシア > やろうと思えばなんとかなるものよ。 ・・・然程強い手合じゃなかっし。

(事実、あそこに集っていたのは幸い低級の魔物が多かった。上位種の魔物が少なかった為に、あまり手傷を負わずにすんでいた。 ・・・あれでもしあの部屋を支配できるような部屋の主、みたいなのがいたとしたらこの程度ではすまなかっただろう。)

私はリリシア。旅の剣客よ。 そうね・・・私としても、良い関係を築いていければ、ありがたいわね?

(態々相手と悪い関係を築きたい、なんて思う程ひねくれてはおらず。良い関係を築ければそれに越したことはない。元々人と関わりを持つのは好きなのだ。手を取り合って、長く、良い関係を作れるのならばそれに越したことはない。)

貴方の年までは知らないけれど・・・別に構わないでしょう?こういうのは、気分なのよ。 ふふ、嬉しいこと言ってくれるわね・・・?

(くすり、と小さく微笑んで相手の耳元にほのかに温かい吐息が届くか。そして、彼の首にまわしていた腕に少しだけ力を込めて・・・ぎゅっ、と彼の背中にその豊かな胸を強調するように押し付けてみようか。 ・・・ここまでくれば最早誘惑に近いだろう。)

ライナス > 俺には真似できそうにないね、少なくとも。

(しれっと言ってのける様子に、ふるりと小さく首を振って。弱かろうが何だろうが、囲まれて戦闘を行う、という時点で想像もしたくないと。出来る、出来ないに拘わらず、いらぬ危険を背負い込みたくないという判断が先に勝つ。この辺りは、武芸者と、そうではなくあくまで手段としての戦闘を行う者との差だろう。)

リリシア、ね。……旅の剣客ってことなら、連絡先を教えて貰うよりは、俺の塒でも教えておこうか。何なら街に寄った時の宿代わりに使ってくれても構わないし、な。

(思った以上に好意的な感触に、一歩踏み込んだ提案を投げて。実際にどうなるかはともかく、こうやって繋ぎを持つこと、それ自体は望むところで。)

あー、はいはい。……ったく、魅力的なお姉さんに、こんな風に誘惑されて。我慢出来ずに襲っちまったら、どうするんだか。……ほら、着いたぞ。

(少女の声音と態度から。これはもう、言外に了解を得ているなと判断していた。で、あれば。キャンプ地へ辿り着き、椅子代わりの倒木へとリリシアを降ろしてやりながらのこの言葉は、少女へ対する問い掛けの様なものだ。つまり、普通に行為に及びたいか。少々強引な、陵辱の様な行為が行いたいか、どちらが良いか、と。
予め用意しておいた焚き火の薪へと火を入れながら、リリシアの反応をじ、っと観察するように眺めて。)

リリシア > 人には向き不向きがあるものよ。私は・・・たまたま剣に向いていただけ。逃げる、という行為であれば貴方の方が上手く逃げるかもしれないわね?

(逃げる、という行為は正直あまり得意じゃない。勝負を仕掛けられるとつい剣が疼いてしまって、得に強者を目の当たりにすれば刀を合わせてみたくなる悪癖を持っている。先程の戦闘についてもそうだ。逃げるより、あの窮地、この刀で切り抜けられればどんなに心が躍るだろう・・・そんな風に思ってしまってつい、刀を振るってしまった。もし、最低限の戦闘にとどめ、逃げに徹していれば少女は既に撤退に成功していたやもしれない。)

ふふ、ありがとう。優しいのね。

(宿として使っても構わない、なんて言われればくすりと微笑んでその厚意を受け取ろう。実際に使うかどうかはともかくとして・・・こちらにメリットのある提案である。乗らない手はない。)

もう、意外と頑ななんだから。 ――私が欲しいって言ってくれたのは嘘だったのかしら。

(小さく、つぶやくように不満そうに頬を膨らませながらつぶやいて。少女としては、求められるのは嫌いじゃない。それに、窮地から助けてくれた相手であるし、旅の剣客、という生業上行きずりの関係、なんてそこそこ経験している。今更貞操がどうとか言うつもりもない。それに・・・命がけの戦いの後だ。体はほんのり熱を持っている。求められれば、応えるのもやぶさかではないというのに。
けれど、こちらから押し倒すような行為は体が動かないし、どうにも気恥ずかしくてなかなか素面で出来るような事では未だなく。ゆえに、割りと積極的でこそあるものの、それとなく誘惑なんてしてみたけれど・・・相手は気乗りはしないのかもしれない。そんな事を考えつつ、倒木に腰を下ろして。むすーっ、と頬をふくらませる辺り、折角誘惑したのに、そんなに私に魅力がないかしら・・・。なんて少しばかり不満そうにしているだろう。

――この少女は被虐に近い性癖を持っている。もし、本当に襲われたのならば、ロクに動かない体である。何をされようとほとんど抵抗できない、というのに誘っている辺りそれが垣間見えるか。)

ライナス > まぁ、そりゃあ、ね。こちとら、それが本職なんだ。本領で勝負して負けたら、それこそたまったもんじゃあない。

(リリシアの言葉に、当たり前だ、と笑って答える辺り、自分の能力そのものにはそれなりの自負を持っているのだろう。真っ向からの戦闘であればともかく、状況を問わず生き残る為に動くだけであれば、ともすれば自分の方が向いている、とさえ思っている。わざわざそれを口に出す事はないが。)

いやいや。優しいだけじゃない、ってのはさっきも言った通りだぜ。それに、

(ありがとうと、純粋に好意としてのみ受け取っているリリシアの様子に、くすり、と悪戯に笑って。火がしっかりと点いたのを後ろに見ながら、リリシアへと近寄ると。)

さっきも、言ったろ。……こんな上玉を見て、欲情しない訳がない、って。宿にして、なにもない、なんてありえないんだから。こっちだって、十分にリターンは期待してる、っての。

(不満げな様子を見て確信を得て。少しくらいは強引に迫った方が良い手合いだろう、そう判断をすれば。再び、強く劣情を覚えている事を口にしながらリリシアの太股へと手を伸ばし、ゆっくりとさすって感触を楽しみ、少女の性感を煽り。強く抵抗さえされなければそっと顔を寄せて、唇を重ねてあげようか。)

リリシア > ふふ、それもそうかもしれないわね・・・。

(一点突破であれば自分の方が向いているのだろう。けれど、智謀策謀を張り巡らせてただ生き残る。その点に関しては自分は不器用であるのだろう。それに関しては、たしかに彼の方が得意そうである。)

ふふ・・・いいよ。好きな所に触れて。好きなことして。お姉ちゃんが全部、受け入れてあげる・・・。

(そう誘い、少女はあなたに手を伸ばす。その柔らかな肌に彼の手が滑り、むにり、とその手指を柔らかく包み込み・・・顔を寄せられれば瞳を閉じて、その口づけを受け入れて・・・。)

ご案内:「無名遺跡」からリリシアさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からライナスさんが去りました。