2017/11/08 のログ
ご案内:「無名遺跡」にリリシアさんが現れました。
リリシア > (モンスターハウス、と呼ばれる場所がある。どういう訳か、様々な種類の魔物が1つの場所に集い、群れとして固まる場所のことだ。そこには何があるのか、彼らにとって居心地の良い場所であるのか、そこに餌があるのか、それとも彼らは協力関係でも結んでいるのか。詳しいことはわからない。わからないが・・・何故か、そのモンスターハウスと呼ばれる場所に足を踏み入れる時は大抵不慮の事故を伴うものであるのだ。)

――ッ、あと、もう少しッ・・・!

(そして、そのモンスターハウスと呼ばれる場所の中心にて刀を振るうエルフも不慮の事故でこの部屋に連れてこられたものだ。上の階にて探索していたのだけれど、落とし穴に引っかかり床が崩落。落ちた先がこのモンスターハウスであった。けれど、そこで諦める少女ではなく。その腰に携えた刀を振るい、魔物を斬り払い、その多くを追い払い、ないし斬り倒していた。そして・・・そのモンスターハウスに残るのもあと僅か。疲労からか、視界も霞み、足腰がふらつくけれども・・・あともう少しでこの場所の安全を確保できる。そして・・・)

これで・・・終わりッ!!

(この部屋に残った最後の一匹を斬り倒し、その部屋に静寂を呼び寄せた。そして・・・その最後の一匹を切り倒すと同時、少女はそのままドサリ、と床に倒れ伏せた。実力はこっちが勝っていたがいかんせん数が尋常ではない。長期戦にもつれ込み、少女の体力は最早限界を超えていた。意識こそ残っているものの、その体は重く、しばらくはまともに動くこともできそうにないか。

――しかし、その力で持って部屋に静寂をもたらせたといってもつかの間である。ここはモンスターハウス。不思議と魔物達が集う不思議な部屋。次の魔物がいつ訪れるともしれておらず、その部屋からは濃い匂いが充満しているが故に彼らを誘う可能性も捨てきれず。そして、それは人であっても同じこと。少女が体力を取り戻すまでにその平穏は続くか否や)