2017/08/08 のログ
リリシア > ――いたっ・・・!

(遺跡の曲がり角を進んだ先に、ぽてぽてと歩く獲物を発見。この体は妙な匂いを発していたけれども向こうは気がついた様子はない。もとより感覚は鈍感、と聞いている。その分体を覆う鱗は頑丈にできている、との事であるが・・・自身の腕であれば問題はない。その鱗の薄い部分に剣を差し込み、そのまま突き倒すくらいの実力はある。息を殺し、相手がその弱い部分をこちらに見せるのを待ち・・・そして、その狙った部分が晒されたのを確認した瞬間、曲がり角から飛び出し、相手が臨戦態勢に入る前にその弱点を貫き、そのまま命を刈り取ろう。)

・・・酷い目にあった。あったけれど、任務完了。あとは帰るだけ、ね。

(そうして目標の討伐を完了したエルフは満足した様子で帰路につくのであった。無論、帰り際には道中で水浴びをして体を清め、とりあえず外見を取り繕った後、街に入り、任務完了の報告をして・・・結局自棄酒をした後、お酒でほろ酔いになりながら宿屋で気持ちよく眠ったそうな。)

ご案内:「無名遺跡」からリリシアさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 「しゃるてぃあ…ぱーんち。」

ドゴォッ!と轟音が響く。深く暗い遺跡の中
その遺跡の壁が爆弾でも使ったかのように瓦礫に変わる。
その犯人は――小さな小さな幼い少年だった。サラサラの栗色の髪、軽装に背にはちっちゃな翼一対。天使の子供である
元気一杯で、人懐っこそうな顔立ちをした少年は、瓦礫と化した元遺跡の壁を、かき分け、とてとてと登って、その先へと続いてた部屋へと入っていく。

「やっぱり隠し部屋だー。まだ誰も見つけてない…ってことは…」

わくわくと目を輝かせて、周囲を探索する。遺跡にはよく来る少年。お目当てはお宝である

シャルティア > 「んー?? 何もない…」

がらんどうの空洞の部屋、棺やチェスト等があるわけではない
そうなると…うーんと考え込む。何もない部屋を作るはずがないのだから…

「そっか、ん…どっちかなー」

と、壁をどんどんと叩く。僅かにこっちのほうが音が軽い。ならば話は簡単である。 そう、壊せばいいのだ。隠し扉などを見つけるよりシンプルで賢い!なんてボクは偉いんだと、一人で胸を張ってみせて。
そして、ぐるぐると手を回し

「しゃるてぃああっぱー!」

再び鳴り響く轟音。トラップや隠し扉無視のこの探索でこの遺跡は大丈夫なのか…それは少年のみがしるところである

ご案内:「無名遺跡」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」に砂姫さんが現れました。
砂姫 > (冷たく湿った風が緩々と流れる、暗く蒼白い空間。
空気が湿っているのは此処が、地底湖の広がる空間であるからか、
其れとも周囲のごつごつした岩の全てが、鍾乳石のような材質である所為か。

ぬらぬらと濡れ光る大きな岩を背に、己はもう数刻も前から、
白い長襦袢一枚のしどけない姿で、一人取り残されていた。
両腕は後ろ手に岩を抱きかかえる格好で拘束されており、其の鎖は前に回って、
薄物一枚に守られた胸の膨らみを、上下を絞るように際立たせることで、
上体をがっちりと此の場に括りつけている。

呪いはもう数日間も発動した儘、近くに誘われてくれる雄の姿も無く、
己の頭には常に、深い霞が掛かっているようで。

―――いつまで此処で耐えていれば、迎えに来て貰えるのか。
或いは迎えに来るモノは、雌を嬲りものにする化け物の類かも知れなかったが)

砂姫 > (滑る岩肌を所在無げに滑る足先が、ふと、何か濡れたものに擽られる気配。
ぼんやりと見下ろした先、細く、長く、緑色に光を放つナニカが、
湖の畔から此方へ、ずるずる這い寄って来ようとしていた。

正気であればきっと、悲鳴を上げずにいられなかっただろう。
然し、今の己にとって其れは、或る種の救い、であった。

手酷く犯されようと、乾涸びるまで貪られようと、
もどかしく熱を溜めて悶える今の状態よりは、ずっと良い。
ずるり、己の足首を絡め取ろうとする軟体へ、己は寧ろ此方から、
襦袢の裾が乱れるのも構わず、そっと脚を開いた。
足首から膝へ、膝から腿へ、そして薄物に隠れた女の部分へ。
這い上がってくる薄気味の悪いイキモノに、己は薄っすらと笑ってみせる。

早く来て、もっと、私を壊して。
其の願いが、充分に叶えられたか否かは―――闇の、中。)

ご案内:「無名遺跡」から砂姫さんが去りました。