2017/08/07 のログ
ご案内:「無名遺跡」にリリシアさんが現れました。
■リリシア > (――酷い目にあった。いや、あってる。今の状況を簡単に言うならばその言葉に尽きる。
この特に有名でもない遺跡に訪れたのは仕事の為だ。少々懐も寂しくなってきたし、刀も振るいたかったし、酒場で適当な仕事を見繕って対象の魔物を討伐し、その素材を持ち帰るだけのいつもと変わらない、普段どおりの仕事。本来であれば、特に問題もないはずだった。事前に情報も簡単ではあるが集め、それの対策もしてきた。してきた、はずだったのだけど・・・。)
ほんと・・・最悪・・・。
(疲れきった顔でため息を吐きながら遺跡を歩くのは刀を携えた一人のエルフの少女。その様相は・・・少々酷いことになっているだろう。
もともと動きやすさを重視した装備であり、軽装であったのだが何らかの罠で吹きかけられるなり、被るなりしたのか、桃色の怪しげな体液・・・様子としては精液が最も成分が近いように見えるか。それが服にべったりと付着して濡れており、体のラインがはっきりと分かる程にぴったりと体に張り付いているのが見えるか。その見た目もそうであるが、匂いもなかなかのもので、甘ったるい淫魔等が発しそうな匂いを放っており、匂いの元は少女の全身に付着したその体液であることが予測できるだろう。 ・・・少女は酷い目にあった、というがその酷い目、というのはこれだけに留まらず、妙な気分になる催淫ガスを吹き付けられる、スカートの中に潜り込もうとする妙な魔物の群れに襲われる、手の形をした妙な魔物に体をまさぐられる・・・etc、と聞いた情報とは違う妙なトラップに立て続けに襲われており、顔を見る限り心身ともに疲れ切った様子をしていて。)
・・・早く獲物を狩って帰りましょう。ここまでされて、手ぶらで帰るなんて出来ないわ。
(おそらく、タチの悪い淫魔なりが住み着いて変ないたずらを仕掛けていくなりなんなりして、妙なトラップが蔓延する遺跡へと作り変えられてしまったのだと思われる、がここまでされて手ぶらで帰るなんて許されない。せめて、何かしら成果を得て、報酬を貰って、夜ヤケ酒でもしなければ割に合わない。そう自分に言い聞かせつつ、少女は遺跡の奥へ討伐対象を探しに重い足を進めて)
■リリシア > (こつ、こつと遺跡を歩き靴の音を慣らすのに数テンポ遅れてぽた・・・ぽた・・・と、いう水が垂れる音も静かに残す。それは少女が浴びた謎の桃色の体液が垂れる音であり、それに含まれる媚毒の甘ったるい匂いは人間であろうが魔物であろうがすべからく魅了し、誘惑する甘い匂いを残していくだろう。エルフ本人は疲労からか、その水滴を垂らすことにより、自身の辿ったルートを遺跡に残していることにはついぞ知らず、目標を探し奥へ、奥へと進んでいくだろう。)
元凶見つけたら切り刻んで、ふん縛ってやるんだから・・・
(よほどストレスが溜まっているのか、少々苛立ちを感じさせる声でぽそりとつぶやきながら遺跡を進む。疲労に、ストレス。そして、もわもわと漂う自身に付着した体液から発せられる甘い匂い。少女の集中力や注意力を奪うには十分すぎる条件が整っている。そして、その注意力が散漫になった結果、また妙な罠に引っかかり更に苛立ちが募り・・・という悪循環に陥っていて。しかし、少女もここまでくれば意地だ。何が何でもせめて獲物くらいは狩って帰ってやるんだから・・・、と意気込んでいて)