2017/06/13 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは無名遺跡、奥にある大きな扉。
その扉はすでに開かれており、中から怒声や破裂音、他色々な声や音が飛び交い…そして、沈黙。
しばしの間を置き、ぽいぽいっと数人の冒険者が投げ捨てられた。
ところどころに打たれた跡はあるものの、その誰もがそこまでの大怪我を受けた様子はない。
現に、すぐに立ち上がり、恨めしげに扉の奥を睨み付けている。

その視線の先、扉の中から一人の少女が現れた。

「ほれ、妾に負けたのじゃ、中の物は諦めてさっさと帰れ。
欲しいのならば、もっと強い面子でも揃えてくるんじゃな?」

しっしっ、と追い払うように手を振ってみせる。
背後、扉の奥の室内に見えるのは、様々な宝石やら道具やら装備やらが散らばっている。
言うまでもない、明らかに宝物庫、そして片隅に門番だったものが転がっていた。

実力差は明白だったらしいか、冒険者達はそれ以上は何もせず、そのまま立ち去って行く。

タマモ > 冒険者達の姿を消した通路を眺め、ふむ…と軽く考える仕草。

「やれやれ…冒険者もピンからキリまで居るものじゃのぅ?
軽く打ちのめしただけで諦めるとは、根性が足りぬ。
余裕を残して倒そうと、そう考える時点で結果は見えておったな」

ふん、とつまらなさそうに鼻を鳴らし、くるりと踵を返す。
室内へと戻れば、ごそごそと袖から風呂敷を取り出し、床に広げた。
今日は大当たりではあるのだが…正直、多過ぎる。
風呂敷の大きさも限界がある、どれを詰め込むかが迷うところだ。

…いっそ、ここでしばらく番人の代わりでもしてれば、さっきの連中みたいなのが来るか?
そうなれば、楽しめるかもしれないが…はてさて。
そんな事も考えながら、これ、これ、これ、と適当に手を伸ばしお宝回収開始である。