2017/05/28 のログ
ご案内:「無名遺跡」にブリームさんが現れました。
■ブリーム > ひよこの飾りが頭上で動くたびに揺れる。
ダンジョンに現れたスライムを一個ずつ手で触れて変哲もないゼリーに変えてゆく、単純で面倒臭い魔法作業。
どういうわけか、この先に仕事をくれる人物が待っていると言われ手書きの地図を片手にやって来たはよいが進まない。水たまりと思いきや間延びしたスライムを足で踏んで滑って転んでまともに尻を打った。
「本当にこの先に?うわきつい匂いだな。」
雄と雌の巨大スライムが交雑しようといつもより多く粘液を壁に垂らしながら移動を試みて行く手を塞いでいる。
ポチャンと頬に、道に残っていた雌雄のスライムが持つ体液が滴って甘い香りを発し出して眉を顰める。口を少し開けて息、こちらは移動で結構疲れているのに、微妙に発情効果があるらしい煙を撒いているスライム男より女に効能がありそうなそんな感じの。
■ブリーム > ここまで来ておいて、地図の用紙をポイと捨てて踵を返し。
恐らく依頼主は今その先にいたとしてもスライムのせいでまともな状態でないだろうとあてつけて。
少し疲れているようだ。異生物の交尾の音と気配を背後に聞きながら来た道を引き返し。
ご案内:「無名遺跡」からブリームさんが去りました。