2017/03/17 のログ
ご案内:「無名遺跡」にグレヌアンギュさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からグレヌアンギュさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にグレヌアンギュさんが現れました。
グレヌアンギュ > 無名遺跡の階層の一つに通常の回廊と同じ石壁と石畳で形成された階ではあるが、何処からか流れ込んできた生温かい真水で水没した回廊がある。深さにして人の膝丈程度の深さしかなく、壁面に魔法の明かりが点在している為に水底をうかがい知る事ができ、モンスター達は水を嫌うのかそれとも動きを阻害されるのが嫌かあまりモンスターが出没しない、罠も少ない場所であり、比較的安全と言われている場所である。ただ其処には宝もあまりなく、時折誰かが落した宝石や装備が落ちている程度なのだが、この頃妙に質の高い宝石や装備が沈んでいると言う噂もあって冒険者達が頻繁に訪れるようになっていた。特に珍しいレアなモンスターが出るとか、治療に役立つ魔法の水草が生えているとか尾びれがついて回っているが、本当の事は誰も知らない……。

ニュル……ニュル、パシャ……パシャ………
見るからに誰もいない、モンスターの影もほとんど無い筈のその階層で何かが水没した回廊を動き回り、時折はねる音が響く、何かが水面より飛んで落ちては水面を叩く音……天井より滴る水が水面に落ちる音とはハッキリと違う音。しかし点在している魔法の明かりには誰も何も映らない、だが音はする、――そう其処には光にほんの僅か輝いてシルエットを浮かばせて姿を見せるだけの透明な肉を持つウナギや海蛇に似た魔物が巣食っていた。名はグレヌアンギュ、水辺に生息する非常に珍しいモンスターでその特殊な性質が好事家に非常に好まれて取引される魔物である。それが珍しく群れを無し、水没した回廊を縦横無尽に泳いでいるのだ。

グレヌアンギュ > 基本的に群れは領域から出て行こうとはしない。
踏みいるモノが居なければただただ泳いでいるそこらの魚と変わらない。水没した回廊、何かが蠢く音だけが静かに響く……

ご案内:「無名遺跡」からグレヌアンギュさんが去りました。