2017/01/21 のログ
ご案内:「無名遺跡」にリリアさんが現れました。
リリア > (とある1つの名のない遺跡・・・冒険者がよくロマンを求め、宝探しやこの遺跡周辺でしか採取できない素材や魔物狩りによく訪れる施設・・・。そこに、護衛もつけずに一人の少女が訪れていた。
酒場で、1つの噂を耳にした。曰く、この遺跡で新しいフロアが見つかった。新しい宝やら何やらがあるかもしれない・・・。そんな、噂を。未踏はのエリアばかりであるから、当然リスクはある。けれど、そんなものを無視できる程度に自分の実力には自信があったし、別にいつも一緒に行動するような相棒も特に居なかった。その為、興味本位で一人でふらり、と訪れたのだ。何か面白くて、スリルのある何かがあるかもしれない・・・と。そんな興味本位で吸血鬼はロマンと危険の巣食うこの遺跡に一人で訪れた。

――しかし、いくら実力に自信があったとしてもそれは単純な戦闘技術の話である。冒険者、として街では通しているものの罠感知や解除などの技術には疎かった。ある意味、お約束・・・というべきなのかもしれないが、その遺跡の中であまり見たことのない魔物がいたのだ。狩って持ち帰ればそれなりにお金になりそうな感じの。そんな魔物を見かければ、つい槍にも力が篭もる。逃げられれば追いかける。そして、更に逃げられれば楽しくなってつい熱が篭もる。その結果・・・その希少種の魔物に見事に罠のある部屋まで誘導され・・・転移魔法陣。そう呼ばれる罠を踏み抜き・・・)

嘘ッ・・・!

(そんな悲鳴を最後に、吸血鬼は遺跡の地下深くに転送された。空中に放り出され、ズドン! という、石床に落下した音を盛大に鳴らし、煙を巻き上げつつ・・・。)