2016/11/29 のログ
ご案内:「無名遺跡」にシンシアさんが現れました。
■シンシア > いろいろすることが多すぎて…とりあえず1個づつ消化していこうと
人任せにできるはずもなく、自分のモノにするための魔剣探し
点在する外壁の明かりに沿うように進むけど
外よりも冷ややかに感じるほど岩肌は冷たく、所々、水が流れてて
頬を冷ややかな風が撫でていく
この先には風の抜ける場所があることと
水の流れか溜まる場所もあるだろうことも考えられる通路
地面は少し湿り気もあって、空間は広かったり狭かったり…
剣を振るうにも動きにくそうなとこばかり
髪を後で1つに結んで、マフラーを巻きなおすために脚を止めて
無意識のため息
ご案内:「無名遺跡」にエイジさんが現れました。
■エイジ > やあ、みんな。僕だよ!
今日は精神修養のため、遺跡の中で座禅を組んでいるんだ。
座禅はいいよぉ。目を閉じて心を穏やかにしていると、水の滴る音や壁を這う虫の足音まで手に取るようにわかるんだ。
自分の躰と世界が溶け込んでいくような感覚はとっても面白いので、よければみんなも試してみてね。
「………っ」
おやおや、空気が動いたよ。
ということは誰かがやってきたということだね。
誰だろう。僕は恥ずかしがり屋だから、ちょっと隠れて様子を見てみようと思います。
ということで僕は座禅をとくと、天井に飛びついたのさ。天井の岩肌は凹凸が大きいから、とても掴まりやすいよ。
できるだけ気配を消してみるぞ。気づかれるかな?
■シンシア > 立ち止まり、首に巻かれたマフラーを直して
ため息は白く吐き出されて周囲の外気が冷えてることがわかる
ぶるっと背筋さえ冷えるような間隔に、もう少しだけ…先に進んでみようかと脚をむけてみる
人の手の加わってる遺跡、所々崩れたりはしてるけど
このようば場所に住みついてる魔物か浮浪者くらいは出くわすだろうと
覚悟はあるものの…今のとこ獣系の息遣いや気配はなく
奥から冷たい風が時々流れてくるくらい、湿った足元を踏みしめながら先へと進み
■エイジ > 蜘蛛のように天井に張りついて、近づいてくる気配を待っていたら、やってきたのはなんと女の子!
しかもとっても可愛いよ。
こんな遺跡に何をしにやってきたのかな?どうやら彼女は僕の気配には気づいていないみたい。
ここから奥は危険な生き物や得体の知れないあやかしの気配を感じるけど、大丈夫かな。
ようし、ここは僕も力を貸してあげることにするよ!
でもいきなり彼女の前に降りて話しかけるのはよくないよね。びっくりさせちゃう。
だから彼女の背後に降りて、話しかけることにするよ。
しゅた。
「……何者だ?」
まずは名前を訊くよ。名前を知らないと、どう呼んでいいかわからないからね。
つい耳元で囁くように訊いちゃったのは忍者の癖なんだ。
■シンシア > 外気の寒気か他の理由か…ぶるっと身震いをした瞬間
背後から突然の気配と耳元の声に
悲鳴をあげるでもなく
顔色が変わるように腰を落とすと、ほぼ同時に右手に剣を握り振り向きざまに
鞘から抜く遠心力をつけて、相手の鼻先を掠めるように
わずかに見えた人影に気づいたから
かするか、かすらないかの僅かな手前の空気を切るように
「人の名前を聞きたいなら、自分から名乗るっての、教わってないの?」
寒さに震えてた目つきから、スイッチが入ったようにキツイものにかわる
眉をよせて、薄暗がりのなかでいぶかしむように
■エイジ > わわっ、この子いきなり剣を抜いたよ。
びっくりしちゃった僕は、剣を避けるために後ろにジャンプしたんだ。
そのまま蝙蝠みたいに天井に逆さにぶらさがったままを維持しちゃう。
「……我は、エイジ。東より来たシノビよ」
彼女の言うことはもっともだね。まずは自分から名乗るべきだったよ。
というわけで僕は自己紹介をしたんだ。
ほら忍者って普段、名乗ることなんてないじゃないですか。闇に生まれ、闇を走り、闇に消えるのが忍者の一生だし。
だから自己紹介するって習慣がなかったんだよね。
「この遺跡に、何用か?」
ここは女の子一人でうろつくにはちょっと危険だと思うんだよね。
理由によっては同行してもいいなって僕は思います。
■シンシア > 後ろに飛び離れて距離は開く、明かりも届かない天井へぶら下がり
わずかに確認できる姿と声
「私はシンシア、たぶん…あなたのいたとこ知ってるかもしれないけど
ココではそのスタイルかえたほうがいいかもね」
名を聞けば返す、敵意はないのだろうと判断しては
抜いてた剣も鞘に収めて見上げるようにしたまま姿勢をただし
直したばかりのマフラーを手でいじり直しながら
「ここで、少し探しもの、あるかどうかもわらかないものをね」
話ながら乱れた着衣を直せば、今進んでた道を引き返そうとする
天井にはりついてる相手の下を通りすぎるようにして
■エイジ > やっぱり忍者の習性は人を驚かせちゃうんだなあ。いやねえ、うすうす理解してはいるんですよ。
でも蛇が人を咬むのを止められないように、忍者は忍者としか生きられないんだよね。
僕、それなりに優秀な方だったから、骨の髄まで忍者が染みついてるみたい。
「………」
僕は彼女の言うことを沈黙でしか返せなかった。ちょっと不甲斐ないね。
話を訊いてみると、彼女はこの遺跡に捜し物をしているんだってさ。何を探しているんだろう。
訊いても教えてくれるかどうかはわからないな。なんか怒ってるみたいだし、教えてくれないかも。
でも放っておくのも不人情だし、ここは同行を提案してみよう。
「待て。このまま行かすわけにはいかぬ」
天井にぶら下がったまま、僕は彼女の肩に手をかけようとしたんだ。
■シンシア > 「なに?」
ちょうどスレ違い様に肩に触れられたようだけど
頭上からの手は、肩に触れても脚を止められるほどの力は入らないだろう
進む脚を止めることはなく
「あるかどうかもわからない探し物だから…別にいいの」
さきほどよりも口調は穏やかに返すけど
見知らぬ相手に警戒をとくこともなく、その場を静かに後にしていく
ご案内:「無名遺跡」からシンシアさんが去りました。
■エイジ > あららら、帰っちゃったよ。
どうやら帰っちゃうみたいだから僕が気にする必要もないのかも。
でも捜し物をしているって言っていたけど、あんなに簡単に帰っちゃっていいのかな?
「まったく……」
世の中には変わった人が多いもんだなあ。つくづく僕はそう思っちゃうんだ。
そして僕はまた座禅に戻るよ。いつしか心も躰も世界と一つに溶けていくみたいで……。
ご案内:「無名遺跡」からエイジさんが去りました。