2016/11/16 のログ
ご案内:「無名遺跡」にシンシアさんが現れました。
シンシア > 屋外にある崩れ掛けの遺跡。

以前してたココでの探し物がみずからず
日を改めて再び脚を運んできたとこ

来るまでにも遠いのに、ここでも相変わらず探し回ってるから
もう足も疲れたと、時々、崩れてる石階段とか壁とかにもたれ掛かり休みながら

周囲を見渡しながらカンテラを照らしては、ため息混じり独り言

「もっと奥なのかなあ、それとも洞窟のほうの遺跡なのかなあ…」

ご案内:「無名遺跡」にアンセルさんが現れました。
アンセル > 狩りの最中に見つけたとある遺跡。
ふとした気紛れで中にと入れば知った匂いを感じ取り奥へと進む。

「……暗い」

入ってしばらくすれば行きついた問題が暗くて何も見えない。
だが今更戻るのも勿体ない気がしてなんとなくの感覚を頼りに奥へと進み。

どれだけ進んだが先に灯りを見つければそこへ向けて足を進めていく

シンシア > さすがに洞窟のほうの遺跡に1人でいくのは危ないような気がして
頼れとは言われた『困ったときのお兄さん』が思い浮かんだけど
探し物で巻き込むのは躊躇われて

「やっぱり、引き受けたのは私だし…自分がいかないとねぇ…」

決めたら遺跡の洞窟に入ってみる暗くて、気持ち悪いけど
外にないのなら中しか考えつかなくて
冷たい石に囲まれた洞窟の中では、それも外よりは少し寒さを紛らわせてくれるのか
手にもつ明かりだけを揺らし足元を照らしながら、一緒に探し物をしてるから
背後からの気配には気づかずに

アンセル > すっかり癖のもので灯りに向けて真っ直ぐに進んでいく。
それと同時に知った匂いも強くなっていき。
どうしてこんな場所にと考える事もせずに背後から近づいていく。
そして……

「シンシア、こんな場所で何を?」

まさか気が付かれていないなど思わずに街中であった様な口調で声をかけて肩を叩く。

シンシア > 「ひきゃ…!!」

足元を照らし、その明かりのそばをジーっと見て回ってたから
ふいに背後からの声と肩に触れた感触には、猫ならば毛が逆立つくらい驚いて
小さな悲鳴をあげる

勢いよく振り返ると、ぼんやりした明かりの先に
見知った男性が居て

それでも瞬間は強張る険しい顔を見せてしまったかもしれないけど
その声の主がわかれば、一気に力が抜けて

「なんでこんなとこにいるの……」

居るはずがないと思ってる人がいたことに、驚いてつい、そんな失礼な物言いを返してしまい

アンセル > 「――っ!」

上がった小さな悲鳴に驚き反射的に間合いを取るように後ろに飛んでしまい
場所が場所だけにもし魔物だと間違われると困ると軽く構えを取る

勢いよく振り返る女性を見ればやはり知った姿

その強張った険しい表情に驚かせてしまったと感じ取り
もう少し離れた所から名前を呼ぶべきだったと今更に気が付く
女性に軽く手を上げて見せ、力が抜けたのを見れば再度歩み寄り

「狩りの最中に見つけてな。興味が出て入ってみた」

そんな大した事のない理由と簡潔に告げて
驚かせた事に済まないと小さい告げて落ち着けと言うように肩を軽く叩いていこうと

シンシア > いるはずのない人がいたら瞬間的に驚くけど、ホッともする
胸をなでおろしながら
離れた彼がまた近づいてくるのに小さく笑って

「興味が出てって…ほかの人だったら危ないじゃない」

彼の種族を知っていれば、逆に狩られる魔獣まがいに間違われないかと心配になる
近づく様子にコチラも脚をむけ、カンテラを下げながら暗がりのなか
胸元に額をつけるまで近づいて

アンセル > 「そこは大丈夫だ。知った匂いだったからここまで来た」

それじゃないのなら逃げていたと笑みを見せて
もし女性でなければここまで来ずに早々と引き上げていたのだと

心配そてくれる事を嬉しそうにして近づき
そして近づいてくる彼女の額が胸元に触れればそっと頭を撫でて

シンシア > 「…それなら、よかった」

頭を撫でられると、嬉しくなる
軽く背中に回してギュッと返せば、頭をあげて
 
「そうだ、アンセル匂いわかる?古い懐中時計なのだから金属かな」

石の冷たさに囲まれた場所、ほかにもガラクタもあるかもだけど
目で探すにはココが昼間だとしても、光のない場所
彼の嗅覚と自分の視覚で探し物が見つからないかと考えて

アンセル > 「街中なら兎も角、こんな場所で知らない匂いには近づきたくない」

彼女を優しく撫でていれば軽くぎゅっとされて見下ろし

「金属の匂いか?判らなくはない。でもその探し物かは判らない」

それでもいいならと見下ろして告げて
こんな場所にいた理由はそれを探していたのかと納得をする
こんな光の無い場所で探すのは大変だろうから手助けをしようと決め
鼻を鳴らして匂いを嗅ぎ……

「こっちからそんな匂いがする」

しばらく周囲の匂いを嗅いで金属のような匂いを見つければあちらと彼女に方向を示す

シンシア > 腕を解くと、彼の言葉に従い方向へと明かりをむける

「アンティークの懐中時計らしから、金属とかホコリ…はしないかなあ
 懐中時計て臭うのかな…」

自分で投げかけたのに、後になって疑問がでてくる
それでも2人ならば怖さも不思議と感じない

片手にはカンテラ、もう片手には剣の柄のとこに乗せたまま
誰かがいれば『守らないと』というモードになるようで
先ほどまでの嫌な気持ちも、今は消えてた

アンセル > 「錆の匂いと油の匂いもする…少なくとも金属の筈だ」

懐中時計というものがどんな物かは解りはしないがそこは彼女が知っているはずと
自分は彼女が求めるものを見つける事が出来ればと考えて

カンテラの灯りの中案内するようにゆっくりと時折振り返りながら歩き
こんな場所に住み着く魔物などが出なければいいと考えて

シンシア > 「すごいね、そんなのもわかるんだ」

的を絞るような匂いの絞込みに感心しながら、思い出したように

「あ、もしかしたらゼンマイの音がしてるかも、壊れてないなら動いてるはず
 小さいカチカチしてる音、しない?」

匂いと音と2つのものなら、どうかとうかがう
脚を留めて物音を立てないように黙ってみる

アンセル > 「錆と油は独特な匂いがする。金属よりも判りやすい」

むしろそっちで探していると告げて
思い出したように続けられる言葉に帽子を脱ぎ耳を澄ませるが…

「それは判らない……匂いの元はもうすぐ見えてくるはずだ」

彼女が静かにしてくれた事で細かな音も聞こえるようになりはするがゼンマイのような音は聞こえず
ただ…匂いの元はこの辺りだと告げて

シンシア > 「うー……」

黙ったけど無意味だったみたいなことに口を尖らせて
匂いのもとという場を絞ってもらえたらカンテラをかざし
瓦礫の隙間を覗き込むように照らしながら、1つ1つの隙間を確認していく

いくつかの瓦礫の中に
明かりに反射する光るものがみえた
ただ大きめの石壁が崩れてるのと、岩や小石に挟まれてて

細腕1本通るか通らないかくらいの隙間が一番大きいとこ

「光るのあった、あれかも」

上着を脱いでシャツを捲りあげて、隙間に手を突っ込む
指先に冷たい丸いものが触れたら、指先を引っ掛けるように手のひらに握って
引き抜くときにに岩肌で軽く肌に擦り傷をいくつかつけてしまうけど

アンセル > 「多分壊れているか…ゼンマイが切れているのかも」

聞こえない以上申し訳なく思い
耳がしゅんと垂れたのを隠すように帽子をかぶる
瓦礫の合間を彼女が覗き込む間も匂いを嗅いで探そうとして

そうしていると彼女の見つけたという言葉
灯りに照らされる瓦礫の中に光るものが見えて

「多分それの筈。取れるか?」

彼女の脱いだ上着を預かり隙間に手を突っ込むのを見守り
取れたものが目的の物なのかと見ている

シンシア > 「んー…」

腕にいくつかの擦り傷をつくって手のひらを開く
手の中には金古美色の丸い懐中時計で

「あったあ…」

ほっと一息つく、やっと見つけたものを大事そうにしてポケットに

「これで1つ解決、さ、かえろ??明日は時計屋さんに持っていって…」

ニコニコと届けるときに喜んでくれるだろうこと考えれば
寒いのも怖いのも飛んでいくような気がして
明日の予定も考えてしまいながら

アンセル > 静かに後ろから見て、擦り傷が出来た事に僅かに眉をしかめる。
しかし彼女の手の中の懐中時計を見れば笑みが浮かび

「それであっているのか?それならよかった」

ほっとした様子にそれであっていたのだと判れば彼女の役に立てた事が嬉しくて
自然と尻尾が揺れてしまう

「一つなのか?まだほかにもあるのか……。ん、そうだな。帰るか」

まだ他にもある事は気にはなるがこうやって喜んでいるならまた手伝おうと考え。
帰ろうという彼女に頷いてそっと手を握って

シンシア > 「うん、たぶんこれ…まちがってたらまた探しに来るよ」

上着に袖を通し。手を繋がれて軽く握り返しながら

「ほかのはココじゃないから、別のとこのお仕事」

来た道を辿るようにして帰る、遺跡を出てそのまま自宅へと

アンセル > 「その時は付き合えるなら付き合う」

一人でこんな場所には来させれないと言うように小さく告げて握られた手を握り

「それなら安心だ。でも危ない場所は行かないで欲しい」

そんなお願いをして、道が判らないのを彼女と共に遺跡を出て帰宅することに

ご案内:「無名遺跡」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からアンセルさんが去りました。