2016/07/04 のログ
ご案内:「無名遺跡」に紫蘭さんが現れました。
■紫蘭 > ふらふらと、只管に漂うように気侭に、振る舞っていたのが仇になったか。
街道からほんの少し、脇へ逸れただけだった筈が、何某かの術を用いられたか、不意に意識を摘み取られて。
―――此処は、一体何処なのだろう。
そんな疑問を抱くゆとりも、勿論逃れ出る余地も与えない心算か、覚醒は強烈な快感と共に、
甲高い声を放って見開いた双眸に映るのは、薄暗い地下の何処か。
辺りに満ちる粘性の高い音、鼻腔を衝く妙に甘ったるい匂いの源は、恐らく此の、肉色の触手の群れ、であろう。
両腕を頭上へひと纏めに絡めとり、両脚を俗に言うM字開脚の形に固定しているのも、
ドレスの裾から、脇から幾本も忍び入り、柔肌を刺激し続けているのも、皆。
ドレスを脱がせる、というほどの知能は無いのか、其れとも躾けられているのか、
着衣を殆ど乱さずに、乳房を歪め、絞り、先端へ吸いつくもの。
内腿から秘部へ忍び込み、秘芽や膣口付近をべとべとに濡らして弄り回すもの。
菊座の窄まりを湿らせ、解し続けていたものは、先刻、とうとう中へ入り込んで蠢き始めていた。
「んっ、んぅ、んぅう、う―――――!ぁふ、…ぅ、…んんん、ん――――!」
悲鳴を上げたかったけれど、其の頃には新たな触手が、己の口腔を深く穿っていた。
口淫を強いる動き、しとどに溢れる甘い液体を、嚥下してはいけない、とは
解り切っていた、けれど―――苦しくて、苦しくて。
飲み込んでしまった、と同時、ぐらりと視界が揺らぐ。―――やはり、此れは思った通りの。