2016/06/10 のログ
ご案内:「無名遺跡」にリーシャさんが現れました。
リーシャ > 今日の少女の暇つぶしは、無名遺跡の探索だった。
なんだかんだで遺跡から発掘された品々は、売値が高くて美味しいのだ。
ぼろぼろの石畳を踏みながら前に進むと、何度か音を確かめた後、壁の一部を押しこむ。
ごごご、と重い擦過音がして、やがて目の前に人が一人通れるほどの隙間ができた。

「――この奥、だっけ?お宝があるのは……」

さて、何が待っているのだろうか。
金目のものであればいいな、などと内心ワクワクしながら、ゆっくりと階段を降りていく。

リーシャ > 進みゆく先は、未だに長い廊下だ。
コツコツと足音が反響し、彼方に消えていく。
とん、と進んで進んで、やがて向こうには何やらチラチラ輝くものが見えてくる。
そこにあるのはなんだろうか――そっと気配を殺して進む。
暗がりの中を見通すと、何やら開けた場所に出る。
暗くてよくわからないから、少しの間、目を闇に慣らそうとする。

「――さて、なにがあるかな?」

その先、暗がりの中にあるものや如何に。

リーシャ > やがて見えてくるのは、宝の山。
それに少女は目を輝かせると、鼻歌交じりに回収を始める。
こうして得たお金で、たっぷりと酒を呑むことにしながら、少女は意気揚揚と帰っていく。

ご案内:「無名遺跡」からリーシャさんが去りました。