2015/10/15 のログ
ロト > 『ここが魔族がいる場所だからじゃ、見逃したら沽券に係わる!何より 汝は戦える方じゃ!』(立場上、見逃しが出来ぬ、と正直な理由を口にした。だから勝てば~とか言ったが つまり勝負を投げかけて 結論言えば勝負はした 的な言い訳が出来れば問題がないと。もし彼女が丸腰であったら黙って見逃しはしただろうが)『くははは。どうじゃ、抗ってみるがいい!』(槍の間合いは大剣に勝る、何より素早い。距離を取られたが押せ押せでもないから、立って居る位置は変わらない)『面白味が ないわ!喰らうがいい。』(ふんぬ、と大剣を腰の後ろに回し俗に言う居合みたいな構えをしたかと思うと 彼女が突き込んでくると同時に 居合の構えから前方に大剣から衝撃波を薙ぎ払う感じに放とう! 遺跡の壁とかは壊さない、突風というか暴風と共に衝撃波が彼女を襲いにかかる)
フェリアナ > ―――くっ……!(強烈な衝撃波が襲いかかる。まるでこの先に往くことを拒むかのような圧力にも似ていた。槍を地面へと突き立てれば、それを支えになんとか踏ん張って見せたが……)……ちょっとやそっとではここは通して貰えそうにもありませんね。仕方がありません……今日のところはここで引き上げるとしましょう。ですが、覚えておいてください。私にも譲れないものがある……その為にはどんな些細な望みでも全力を尽くすことも躊躇いません。(このまま膠着状態が続いても、きっと相手を打ち倒すことは出来ないだろう。それ相応に準備をしてこなくてはならない。悔しいが、今はこの先へ進むことができないようだ)……次はきっとここを通させて貰いますからね。(軽く相手を睨み付けると、警戒を解かないまま後退りしてその場を退却した)
ロト > (もし衝撃波を防がれたのであれば 存分に「こやつは見込みがある奴じゃ」とか敵乍ら褒めたと思う。ただ、目の前の彼女は踏ん張ったモノの攻撃を更に、が無かった。ただ成長が楽しみな事が増えた気がする)『くははは。諦めるか、それも良し。いつでも挑むがいい、余はロード。魔族じゃ。』(ざんっと大剣を地面に突き刺すと、睨みながら後ずさりして退却していく彼女に名乗りをして、そのまま仁王立ちで見送るだろう、彼女の気配が無くなった、と思うと、突き刺していた大剣を引き抜き 金属音を鳴らして闇に溶け込むように姿を消した)
ご案内:「無名遺跡」からロトさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からフェリアナさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にアルバトロスさんが現れました。
アルバトロス > 「………。」

(タナール砦から歩くこと数日。九頭龍山脈の麓に存在する遺跡へと足を踏み入れている男が居た。歩を進める度に、辺りに重厚感のある金属音が響く。碌な明かりが無い遺跡の中を、一歩一歩迷うことなく踏み出していく。皮肉なことに夜目は利く方なので、壁にぶつかるという間抜けなことはしなかった。)

「………。」

(遺跡に足を踏み入れた理由など、単純なもの。自分を満たせる何かがあるかもしれない、若しくは強大な魔族の一匹でもいるかもしれないというものだった。)

ご案内:「無名遺跡」にロトさんが現れました。
ロト > (ジワリ…)

(遺跡の片隅に蠢く深淵の存在。その存在はゆっくりとだが確実に金属音を出して動き始めた。まともな明かりのない中をゆっくりとじっくりと着実に通路を歩く)

(遺跡の中を蠢く様に彷徨う理由は ここを訪れる何かは己を楽しませるか、鍛えてくれるかと言う希望的欲求らしい。やがて、対峙する事となろうか)

アルバトロス > 「………っ」

(歩を進めている途中で耳に届いたのは、獣の唸り声などという生物的なものではなく只の金属音。だが、それだけで納めていた剣と盾を両手に握るには十分過ぎる理由だった。兜に隠れた瞳が前方を注視するように鋭いものへと変わっていく。そして、やがて視界に映るのは、偶然にも男と同じような黒い全身鎧に身を包んだ何者かの姿だった)

「…お前は何者だ。」

(抑揚が欠けたような声色で、目の前に立つ鎧の剣士へと問いかけた)

ロト > (声を発する事は無い、ゆらりと生きているのか分らない位に息遣いの音もしない、ただ音を発しているとすれば、重厚な禍々しい全身鎧から出ている金属音だけ。ギシギシと軋んだりするーリビングアーマーかと疑われても仕方がない。外見を今騎士状態であるからして 男よりは大きい偉丈夫の如く対峙しよう)

『……何者でもよい、汝は強い者か?』

(重低な男みたいな声が深淵の鎧から発せられた、タワーシールドの端が ゴスと地に打ち付けられ、質問に対して一応の返答を返そう)

アルバトロス > (肝が小さい者が見れば、それだけで恐怖心を煽られるような程に禍々しい威圧感を持つ全身鎧。その中身からは息遣いすらも聞こえない。不気味な雰囲気を纏わせて目の前に立つ騎士に、視線を外さぬまま対峙する。進めていた足を止めてから投げかけた問いかけの返答を聞けば、鎧の中の男の口元が僅かに釣りあがる)

「強いかは知らない。意識したことはない。だが、強さを求めてはいる。 …俺が強いかどうか、確かめてみるか?」

(地面にそびえ立つように打ち付けられるタワーシールドを持つ騎士へ、手に握った鋼の剣の切っ先を突きつける。相手の返答を聞くより前に、そのまま駆けだしていき、真正面から刃を振り落ろした)

ロト > (魔族というのは伏せているが、禍々しい闇の波動を撒き散らし深淵を形にした鎧と言う時点で分っているだろう?と見た目で悟らせたいとばかりに振る舞う。演技的に声を女らしいものではなく男みたいなひっくい声にしたがー鎧の中の存在は表情は変えず)

『…そうか。が、遅いのう』

(返答の前にこちらに突っこんできた男、振り下される剣、タワーシールドで防ぐ、とかは出来ただろうがそこは片手で持っていた大剣でもって刃を防ごうとする、ただの力だけではあるまい、この重い剣の力は、と受けた力を押出そうと動き)

アルバトロス > (見れば見るほどに人間の職人が製作したとは思えない造形をした全身鎧に加えて、明らかに空気とは違ったものが身体を撫でていく感触。何も言わないでいる騎士の正体が、少なくとも人間であるとは思えなかった。だが、そんなことは男にとってはどうでもいいことでもあった。)

「……ぐ…ッ!?」

(振り下ろした剣撃は、大剣によって防がれる。だが、腕力で防がれたのではなく押し戻され方に男は一歩後退する。どうやら、剣と盾も普通の代物ではないらしい。しかし、男には何か策を講じられる程、闘い方に幅は無かった。)

「ぬんッ!!」

(今度は体重を乗せた盾を押し飛ばし、隙を作ろうとする)

ロト > (一応労力と能力と諸々時間をかけたからちょっとやそっとで壊れないと思う全身鎧。対して男が纏っている全身鎧も無骨だがそれはそれでそれを纏っている男は純粋に強い者だと感じた、無駄に喋ろうともしない、御喋りでもないので喋ろうともしない、ただ応戦するだけの時折漏れる声が 中に蠢く存在が居る事を確かとさせよう)

(腕力というより人よりはある力で持って押し戻した、剣も盾も元は人族が使っていた代物だ、ただそれを回収後に改造したのは言うまでもない)

(ぬ、隙を作ろうとするか、わざとらしく悟らせないように敢て押し飛ばされる様に数歩ずさっと後退し)

アルバトロス > (隙を作るために騎士の身体を押し飛ばそうと全身の力を使うように押し出した盾によって、騎士が数歩後ろに下がる。それを見た男は、追い討ちをかけようと更に一歩踏み込んでいく。)

「…おぉおおおッ!!」

(気迫の入った声を上げながら、相手の鎧を貫くつもりで剣での突きを繰り出す。だが、それは騎士の鎧まで届かない。何か隠しているかもしれないという予測から出したフェイント。仮に何も無ければ、突き出した剣を直ぐに戻して構え直そうとして)

ロト > (押せ押せで押し切る事も出来るが、男が強いか若しくはそれに担う鍛錬しうる者かを吟味する為、敢て付き合っている、数歩下がった所で突き刺していたタワーシールドへと 鎧の目の部分に当たる隙間からちらりと視線を向けたがそれに手を伸ばさず)

(追撃するか、踏み込んできた男の動き、単調じゃのう、と僅かにため息を吐いて、片手は大剣を握って男からの突きをそれで防いでいる。片手は…何か禍々しい闇を形にしたものを握りしめており 男が一旦構え直そうとした際に、一歩を踏み出して掌底を繰り出す様に闇の波動…衝撃波を男目掛けて浴びせようとして)

『喰らうが良いぞ?』

アルバトロス > (追撃に見せかけたフェイントに何も返して来る気配が無い。フェイントであることを見破られたのかは判断できないが、それならばそれで仕切り直すだけだと、剣と盾を構え直そうとした時だった。騎士が片手に握るようにしていた何かを、男へと放ってきた。)

「ぐ、ぅうううう!」

(危険を察知し盾で頭を庇うように防御する。放たれた衝撃波は男の身体全体を飲み込むように、容易く身体を吹き飛ばす。両足で踏ん張りを利かせようとするが、敢え無く岩壁に叩きつけられる。)

「が、は…っ」

(口から紫の血を吐きだして崩れ落ちそうになるのを堪え、剣と盾をゆっくりと構えなおす)

ロト > (両手剣であろう大剣を片手で扱っていた存在、防戦しかしていなかったが一度位攻撃に転じても、と男に繰り出したのは衝撃波。物理的な剣と盾ではない一種の魔法的攻撃を発動。男がどう抗うかとワクワクとして見たが―…吹き飛び岩壁にまで叩きつけてしまった 叩きつけた後の動きがどうも俊敏に欠けている、此れでは五体満足に戦えないではないか)

『まだ続けるのか? 崩れないだけ評価をしてやろう』

(突き刺していたタワーシールド…盾を持ち上げ、大剣も持ち構えて)

『…まだやるのか?』

(淡々とだが 重低音の様なおどろおどろしい声が男へと投げかけられ)

アルバトロス > 「…ふぅ…っ、はぁ…げふっ!」

(鎧を着ていても吐血してしまう程の衝撃で叩き付けられたのだから、生身だったならば気絶は免れなかったかもしれない。そう考えるのも数秒のこと、まだ身体は動くと剣の柄を握り締める。喉に詰まるような血の味に、大きく咳払いをする。)

「まだ、身体は動く…」

(投げかけられる声にそれだけ答えると、大剣と大盾を構える騎士を見据える。)

ロト > (拳大の大きさの闇の波動を投げかけてこの結果。本来だったらその闇の波動は地面から大波の様に相手に浴びせる事も出来る、威力はどちらが恐ろしいかは想像に容易い。男の様子を見たうえで 漆黒の存在は 僅かに頷くと構えを解かずに)

『では 続けるぞ』

(ズン、と一歩踏み出したかと思うとズシャズシャと全身鎧かその動き?と思わせんばかりに駆け足で接近を試み、真正面から斜め上段から刃を振り下した)

アルバトロス > 「…ぬ、ぐぅ…っ!」

(今度は向こうから仕掛けてくるのが見えると、盾を構える。斜め上から振り下ろされる大剣の刃を盾で受け止める。足に力を込めて、何とか一撃を受け切れば、攻撃の隙を突くように剣を横薙ぎに振るう。だが、それだけで反撃の手は緩めずに)

「ふんッ!」

(そのまま盾で大剣を受け流すようにして身体全体を使っての体当たりを仕掛けた。下手に距離を取れば、先ほどのような衝撃波の餌食になると考えた末のこと。)

ロト > (接近戦こそ楽しみが増す、距離を取られると正直どうしたらいいか迷う。大剣を繰り出したが盾で受け止められた。予想通り。男からの剣が横薙ぎに来た、一歩だけ下がると同時に剣を下に向けて横薙ぎを防ごうと動く)

『ぬん』

(体当たりか、全身…鎧と肉体の重さだけならどっちが重く痛いのだろう、接近戦で如何こうする気か、距離を取られると正直物理的行動が狭まってしまう存在は タワーシールドをもって構えると体当たりで本当に至近距離になるまでそのままの体勢を取ろうと シールド越しに大剣から手を放すと―男の鎧目掛けて殴りにかかりー衝撃波を伴った拳を。)

アルバトロス > 「おぉおおおおッ!」

(獣のような雄叫びを上げながら、半ば賭けとも言える体当たり。泥沼に突っ込むような戦い方であっても、相手に通じるならば戦法となり得る。鎧を纏った身体全体を、そのままぶつけるような体当たり。大盾を構えた相手を、盾ごと押し退けてやるつもりで足を踏み込み、ぶつかろうとしたが)

「ッ!?」

(その身体は拳の一発で容易く弾き飛ばされた。先ほどの衝撃波を纏っていたのだろう拳は、男の鎧を簡単に歪ませて殴り飛ばしてしまった。受け身も取れないままで無様に地面を転がってからうつ伏せに倒れ伏す。激しい痛みが身体を苛むが意識まで手放していないようで、起き上がろうと両手に力を入れていた)

ロト > (正直 衝撃波一回で耐え切る存在が居たとは感嘆を贈りたい。それでこそ強者と戦いその経験を今後に生かせるのだからと―体当たりをしてくる男の肉弾戦繰り出す攻撃に対して 二度目の投げるとかではなく拳に纏って殴って衝撃波 なまじ至近距離で拳からじかに充てるから 威力は高かった)

(ふんぬ、と殴り飛ばし、勢いで持って転がり俯せになった男を見下ろし、これ以上は学ぶ点がないと思うととどめは差さずにー近づかずにシールドを背に背負い)

『勝負あったな 骨は折れて居らんと思うのじゃが、汝 感嘆を覚えたぞ。今日はここまでにしておくぞ。』

(別れは特に言わなかったが、大剣の構えも解くと、男へと言葉を投げかけ 元来た道を戻る様に 金属音を鳴らして闇に溶け込むようにいなくなった―)