2015/10/14 のログ
ご案内:「無名遺跡」にフェリアナさんが現れました。
フェリアナ > ―――ここに、呪いを解く魔術道具があると聞いたのですが、本当でしょうか。(石造りの遺跡の中を松明を頼りに、歩き進むことかれこれ2時間ほど。ことはこの遺跡に呪いを解く魔術道具があるという噂を聞いたことからはじまった。もっとも、その呪いとは一体何なのか、いまいち具体性が掴めるものではなかったし、そもそもそんなものが果たして本当にあるという根拠もなかった。だが、それでも彼女は藁にもすがる思いで、遺跡を探索していた)
フェリアナ > …………(延々と続く石造りの廊下を歩きながら、小さく心の中で溜息をつく。そもそも、こんな身体にならなければこんな苦労もしないのだ。れっきとした女性だったはずなのに、とあることがきっかけで男性器も持つ身体――つまり、いわゆるところのふたなりになってしまったことが、すべての原因なのだ。いや、旅に出ること自体は昔からの夢だったし、危険が伴うことも重々承知の上だった。だが、だからといって、よりにもよって、ふたなりになることもないだろうに。この躰になってからというものの、一際性欲が強くなってしまった気がする。それはもともと自覚してなかっただけなのか、本当に呪いの作用なのかは分からないが、そんな自分に自己嫌悪していたのだった)……なんて浅ましいんでしょうか。自分が情けないばかりです。(視線を落として、歩みは緩やかになって、次第に脚は止まってしまっていた)
ご案内:「無名遺跡」にロトさんが現れました。
ロト > (顔は見えない。外見が漆黒過ぎる。漆黒色の全身鎧に身を包み身長も幾らか大きい―見た目だけなら偉丈夫の男にも見られなくもない。≪ガシャリガシャリ≫そんな音を出して遺跡の中を動く存在。明かりを一切持っておらず鎧が生じる音だけが辺りに響く事だろう。手には…騎士が持つにしては大きい大剣が握られて、背中にはタワーシールドが背負われている、それがじりじりと明かりの方へと近づいて居るーそんな所)
フェリアナ > ―――っ…!(暗澹となっているところに、物々しい音が静かな暗闇の中響いてきて、視線をそちらに向ける。パニックにならず、気持ちを切り替えられる辺りは、それなりに経験を積んだ賜物だろう)……リビング、アーマー……?(そして、少しずつ松明の灯かりで露わになるのは、漆黒の大鎧だった。直感的に感じたのは生ける鎧ではないかということだ。物に疑似的な魂を抽入して生き物のように動かす魔術があるということは聞いたことがあるが、果たしてそれが目の前の大鎧なのだろうか。それとも―――)あなたは、一体……誰ですか?(たまたま、鎧を着こんだ冒険者ということもあるかもしれない。警戒を解かないまま、槍の穂先を相手に向けたまま、静かに問う。)
ロト > (禍々しい雰囲気を撒き散らし、闇に溶け込める色をふんだんに使った…いや、そういう風に作ってしまったから暗黒鎧となったのだが、手に持っていた大剣をゆらっと動かし地面にガリガリと擦る様に下せば)『……余に問うておるのか? 汝。余は余じゃ。』(松明を持つ女…鎧の隙間から見える限りではそう判断をした―相手を見下ろし、底冷えする様な低い声を発して、いきなり遅い掛かる真似はせず。ただ仕掛けられれば即座に動けるように意識を向け 誰と言われても己は己だ、と答えになっていない事を口にし、そしてゆっくりと大剣を持ち直して構え)
フェリアナ > (大仰な口ぶりからして、それなりの立場にいる相手ということぐらいは分かった。だが、果たして彼女が一体何者であるかは、全く分からなかった。だが、問答無用で襲いかからなかったところを見ると、略奪者や遺跡荒らしの類の相手ではないということは分かる)………やめておきましょう。私は、この遺跡にある呪いを解く魔術道具を探しに来ただけです。少なくとも私にはあなたを相手にする理由はありません。――ですので、特に用事がないのであれば、通して頂けませんか?(槍の穂先は降ろすが、硬くなった声色からも分かる通り、警戒は解いていなかった。)……私はフェリアナ。旅の者です。ここにいる理由は先ほども述べた通り。無為に争うのは嫌いですので、どうかここを通して頂きたく存じます。
ロト > (この姿になっているとどうも尊大な口調とか振る舞いになる。顔が見えない時点で仕草や振る舞い、声さえ変えれば正体悟らせられないのではと思っている、禍々しい雰囲気は消したりもせず ずーんと仁王立ちに佇み、会話がある程度通じると感じ取ると 即襲撃はやらない、そんな卑怯な事はするか、と)『……良い判断じゃ。呪いか……』(呪い。場所が場所なだけにそんな類の道具はあったのか?それとも埋っているのか隠されているか、鍛錬の狭間に明かりに釣れるように近づいただけの存在は、相手の最後の言葉にぴくっと反応をし)『断る。ここを通りたければ 余に勝利してからのち 通るがいい!』(勝利と言うか 彼女ー魔族じゃないだろう多分、黙って見逃すのは聊か不味い気がする、出逢ったら最低限 勝負じゃ、とばかりに通路を敢てふさぐ形に大剣を構えて動かない。) 
フェリアナ > ……ええ。私もこの身を呪いで冒されていまして。もっとも、噂は噂。果たして本当にあるのかどうかも怪しいところですが、それでも自分の目で確認しておかなければ気も晴れませんから。(本当にそのようなものが存在するかどうかは疑わしい。とはいえ、それで諦めきれるほど、素直な性格でもないのだ)……よく分かりませんが、邪魔をなさるというのであれば、ここは押し通らせて頂きます。(道具袋から浮遊する照明魔石を取り出し浮かび上がらせると松明を消して、その光を頼りに槍を再び構え直す)―――では、参ります(一呼吸して、相手を真正面から見据える。相手はかなりの手練れということが直感的に悟れた。だからこそ、一つの無駄もなく手を打ちださなければ。両手で自身の身の丈はあろうかという槍を両手で構えると視線を走らせて―――)……せいぃっ!!(ガガガガ!と強引に石畳の床を削り上げながら、巻き上げるように剛烈な逆袈裟斬りを漆黒の大鎧へと叩き込もうとする)
ロト > (どうやら彼女は呪い付きらしい。どんな呪いかは知らないし興味はない。何より初対面でそんなことを聞くのは可笑しい事。ただここは遺跡だ、そんな呪いを解く道具があるやも知れないが、鍛錬を趣味とする魔族は 1人鍛錬では埒が明かんと実戦さながらの勝負を投げかけて)『くははは、よいぞ よい。来るがいい!』(明かりなくても問題はない、魔族的に闇の方が慣れている。シールドを背中から降ろしたりせずに 片手で持っていた大剣を両手で持ち直すと、風を重量で押し潰す勢いで上段からの振り下しを持って防ごうと― 槍と大剣が火花散らし武器と武器が当たる、いうなれば鈍い音が響こう。)
フェリアナ > 私は戦闘狂(バトルマニア)ではないので、迷惑千万なのですけどね―――…!(いい迷惑だ。腕試しなら他を当たって欲しいものだ。だが、そんなだだをこねたところで、相手が引いてくれるとは思えない。とはいえ、こちらもこのまま引き下がるわけにもいかない)―――っ、重ッ……!(あの大剣を得物にしているだけあって、その得物の重みも加われば、堪えるのも精一杯の重撃が襲いかかる。押し切られてしまうと判断すれば、地面を蹴り飛ばし、後方へと飛び下がる)………疾く速く!(そして大きく酸素を肺へと取り込むと、勢いよく足を蹴り、前方へその槍を鋭く速く突き込んでいく)―――らぁぁぁぁぁっっ!!!(普段の彼女からは想像できないような咆哮を叫びながら、槍の雨を正面から降り注がせる)