2023/03/07 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > ミレーの隠れ里
王国の冒険者でもほとんど寄り付かぬような山中のけもの道、人のような高い背の生き物が通っていないせいで地面のところが踏みしめられてるだけで上の方は草でおおわれてるような道だ。
そこを全力でだだだだだっ!と駆ける小さな影がある。
野犬でもなくイノシシでもない。二足歩行の影――小さな子どもだ。

「ぼーけん!ぼーけん!」

白い貫頭衣を身にまとった小さな子どもだ。膝までの貫頭衣がひらめき、獣道からのびた枝にひっかかりそうだがするりとなめらかにすりぬける。
貫頭衣は汚れも穴ややぶけもない。こんな道を全力ではしっているのにである

「なーんか果物とかないかなー!」

急にピタっと止まって、周囲の木々を見上げる。
少年のような子どもにとっては世界のどこでもが巨大な公園のようなものだ。木があればよじ登るし坂があればのぞいてみるし川があればぴょいぴょいと石や岩を跳んで川をわたろうとするものである

シャルティア > オレンジのような果実を発見
ふわりっと浮くとそのまま飛翔してオレンジを取りに
香りもなんか美味しそうだし

「皮をむいて――あむ♪
――すっぱああああああああああ!?」

ぺぺぺぺ!!とつばを吐く少年。舌がぴりぴりするぐらい酸っぱい。
ぽいっと果実を捨て、更に森の奥へときえていって

ご案内:「ミレーの隠れ里」からシャルティアさんが去りました。