2022/09/17 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」に幽陸さんが現れました。
幽陸 > 「…まさか、シェンヤン以外でミレー族がこうも大勢暮らしている場所が有るとはな。」

冒険者ギルドから依頼を受け獲物である魔物を山の中で追い掛け回し討伐はしたものの完全に迷って帰り道が分からなくなってしまった形となり、暫くの間山の中をさ迷っていたがいつの間にかこの里へとたどり着いていた。

生まれた国のシェンヤンならいざ知らず、奴隷として扱われているのが当たり前として受け入れられているこの国でこうして平穏な暮らしをしている事に驚くも、王都への帰り道を聞いたら直ぐに帰ろうと考え討伐した魔物を引きずりながら里の入り口の方に向かっていき。

彼にその気は全く無いのだが、元々人相が恐ろしげな上にこの辺りではまず見ない民族衣装に背中の剣、引きずっている魔物とその返り血は完全に危険人物のそれであり、もしミレー族を守ろうと村に滞在している冒険者や、村の用心棒に遭遇でもすればどう考えても危険な事になるのは目に見えている気もする。

幽陸 > 入り口から中に入り込み少し歩いてみたが中々人に会えなかった。単に出会えなかったのかはたまた警戒されているのかは定かではないが、会えない以上は仕方がないかということで自力で王都まで戻ることにした。

「勝手に入り込んで、そのまま何もせず帰るのも礼儀に欠けるからな。」

という訳で里から出る事にしたのだが、礼儀というのを重んじる方だからなのか里の中で一際大きな家の前に道に迷った故帰り道を聞こうと立ち寄ったという旨を書いた手紙と、彼の出身部族の伝統的な保存食(手製)を幾つか置いて里を出る事にした。恐らく里の子供が食べる事だろう。

尚、王都に帰る途中で里の方に向かっていた賊の一団が居たので纏めて斬り倒したが、それはまた別の話。

ご案内:「ミレーの隠れ里」から幽陸さんが去りました。