2018/09/09 のログ
ラフェル > 元々は人間とミレー族は協力関係にあった。
普段は非干渉ではあるものの、それは大切な事だと思っていた。
共存をするのに無理な干渉は必要ない。
この大地に共に存在をする為にはそういった境界も必要とも考えられる。
然し…

「私には理解出来ません、何の為に繋がりを壊してゆくのか…
どうして平気で命を奪ってゆくのか…
人間はもっと理知的な存在ではなかったのでしょうか…?
主よ、何故私は遣わされたのですか…如何して…」

この地に降り立ってからどれだけの月日が経っただろう。
祈りの途切れる日は無く、その祈りも自分が思っていたものとも程遠いものばかりだった。
きっとそんな言葉を向けたとしても満足のいける答えは得られない。
私に与えられた試練、そう受け止めるしかない。
それが理解出来ていても、如何しても納得が出来なかった。

自然と両手は胸元に組まれ祈りを捧げてしまう。
何に対してどんな祈りなのかは自分でも分からないまま。

ラフェル > その祈りが終われば畳んでいた翼を広げる。
今はまだ付近からの声は聞こえない。
だけど他の何処かでは求める声は必ず上がっている事だろうと。
空を見上げれば大きく翼を羽ばたかせ飛び去って行った。

ご案内:「ミレーの隠れ里」からラフェルさんが去りました。