2018/05/26 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にイナリさんが現れました。
イナリ > ○月△日 晴れ
本日はミレー族の方に教えて貰い、別のミレー族の方達の里へと向かっています
同種の方達とは言え、あの里以外との交流があって安心です
預かった木彫りの装飾品、これがあれば信用はされるとの事
出来れば、その里でも信仰を得られれば助かりますが…
社を建てさせて頂ければ尚ありがたいところですね

木々の茂る獣道、その側にあった程よい大きさの岩の上に少女は筆を置いた。
しばらくの間、正座のまま静かに佇み、墨が乾いた頃合を見計らいしゅるしゅると日記代わりにしている紙を巻いて。

「さて、間違っていなければ、そろそろ新たな里に着いてもよろしいですが…
あの里のような結界の雰囲気は…まだ感じられませんね。
やはり、地図が無いのはなかなかに辛いところですわ」

立ち上がり、ふぅ、と溜息を一つ。

ご案内:「ミレーの隠れ里」にエイブラさんが現れました。
イナリ > 一休憩を終えてか、少女は歩みを再開する。
獣道に沿って、辺りに生い茂る草花を丁寧に退けながら進んで行き。
時折、周囲に気を配り目的の場所へと向かう。

なにぶん、この地に来てまだ日は浅い。
どのような危険性が潜んでいるのか、まだ理解し切っていないのもある。
一応は、里の方達に色々と聞いてはいる事はいる。
なのだが、やはり里からそう出る事の無い者達では、はっきりとしない部分が多々あった。
まぁ、その辺りは、こうして色んな場所を巡っていれば見えてくるだろう、多分。

「人間、魔族、魔王、魔物…は、危険と言ってましたわね。
しかし…先日会った方は、そこまで危険を孕んでいるようには感じられなかったのも事実ですわ」

と、そこまで呟き、ふと止まる。

「………せめて、名前だけでなく種族も聞いておくべきでしたわね」

と、今更ながらの言葉。
もし聞いていた内の何かに該当しているのだったら、少し考え方を変えるべきなのだ。
里の方達に聞いた事は、あくまでも里の方達からの視点でのもの。
とは言え…あの時は、里に近付いていたのだから仕方ないか。

しばらくは、ここの方達の話を元に纏めて…他の情報を得るのは、その後からにしよう。
余り手広に集めようとしても、混乱を招くだけだろう。

エイブラ > (それなりの量の荷物を入れた袋を
背中に背負い、足元の悪い森の中を苦心しながら歩いていて)

「靴くらいは登山用か歩きやすいものにしておくべきでした
ね。しかし、獣道があるからまだましとはいえど、歩きにくい
ですね…不便なところに住まないと生活できない、生きていけな
いというのは悲しいことですね…」

(ミレー族の集落があるという森の中をその集落を探してここ
を訪れるのも何度目だろうか。来るたびに空振りをしてしまい
もってきたのが保存食や雑貨で良かったと息を零す)

「獣道があるということは狩りをしているならこの近辺に住ん
でいるかも知れないと言うことですし、もうひと踏ん張りで
しょうか…おや?何か気配がするような…集落に住んでいるミ
レー族の方でしょうか…驚かせないように慎重にいかないと
いけませんね…」

(他に誰もいないと思うと独り言が増えてしまいがちになる、
そうして歩いていると、何か気配を感じるような気がして脚を
止めて。その気配の方へとゆっくり、慎重に近づいていく)

イナリ > 木々の揺らぎの音に混じり、何かが聞こえる。
それは、確かなる足を踏み締める事で起こる、雑音。
ここは確かにミレー族の里の側だ、その里の者である可能性もあるか。
…が、しかし、考え直す。
例えそうだとしても、足音は一つ、危険な外を歩くのに一人なんてありえるだろうか?と。

結論は、否。

「話しにあった、里を付け狙う相手の可能性が高いですわね…」

となれば、この付近にある里の場所が知られては拙い。
一度距離を置いて様子見か、とも考えていたのだが、考え直さなければならなくなった。

相手の動きが、急に慎重になったからだ。
自分の存在が気付かれた、逃げの手を打つべきだろうか?とも考える。
さすがに、勝手に叩き伏せたりするのは…よろしくないだろう。
とりあえず、相手の気配がはっきりと分かる距離までは、近付かせる事にした。

エイブラ > 「…ふむ?知っている気配のような気が
しますが…はて、何方でしょうか。ミレーの方でこちらの集落
に住んでいる知り合い、というのはいないですし街からこちら
に逃げてきた、ということでしょうか」

(ゆっくりと慎重に、それでも慎重すぎて相手を驚かせないよ
うに多少は足音や物音、枝を動かす音をさせて。覚えのある気
配に首を傾げながら、気配の方へと近づく)

「間違いなく知ってる気配だとは思うのですが、さて、誰で
しょうか。どこか良く知る気配に似ているような、それでいて
正反対のような…ん?もしかして…イナリさん、いらっしゃいま
すか?エイブラですが」

(小さく口に出して考えていれば気付く、知った気配に似てい
てその正反対に感じる。それは先日、この森で出会ったという
か声だけ聞いて名前を知り、少しだけ姿を見た。そんな相手の
気配であるということに、もしかしたらと呼びかけてみる)

イナリ > 距離的にそろそろか、その手元に薙刀を召喚しておく。
逃げの手を打つにしても、攻撃を往なす手段は必要だ。
そうして、気配の性質を知り得るぎりぎりの距離に来たところで…
耳に届く声に、明らかに大袈裟と分かる大きな溜息。

「………また貴方ですか。
この辺りがどんな場所かを知っての行動ですか?」

まだお互いの姿が見える距離ではない。
声だけが聞こえる木々の茂みの中、ひとまず手元の薙刀は消す。
そうしながら、相手へは問い掛けを向けて。

エイブラ > (近づいて行き声をかければ大きな
溜息を零す音が聞こえて。困ったように笑いつつも相手からの
質問には頷いて)

「ええ、ミレー族の方々の隠された集落がある、ということは
存じてますよ?私はそのミレーの方々に差し入れと、その暮ら
しぶりを見学させて貰おうと思ってきている訳ですから。そう
いうイナリさんは今日も集落の護衛ですか?あの場所からはそ
れなりに距離が離れていますが」

(目的としては前と同じでミレー族の集落を見学したい、その
際に手ぶらというのもなんだからと手土産を持ってきていて。
声のする方向、相手が警告するか止まる様にいうかするまで
は話をしつつ近づいていこうとする)

イナリ > 男の言葉に、もう一つ溜息を吐く。

「何を期待しているのかは知りませんが、特にこれと言った特徴も無い普通の生活ぶりです。
見世物ではないのですから、見学、等とは言わない方が良いでしょう。
差し入れに関しては…何とも言えませんが…」

人目を避けるようにして、必死に生きているのだ。
それを興味本位で探り、立ち入ろうと言う考え方は、少女としては認められるものではなかった。
だからなのか、無意識に相手へ向ける言葉は少し厳しくなってしまう。

「いえ、本日は別件です。
あの里には社がありますし、離れていても問題ありません」

さすがに、この付近の集落へと挨拶がてらに私的な用件を伺いに、とは言えない。
と、まだ歩み寄るようならば、姿が見える手前で止めさせはして。

エイブラ > 「それはそうでしょうね。
この鬱蒼とした森の中で暮らしているのですから、見て興味を
引かれるものがあるかと言えばないでしょうし。確かに一生懸
命生きているのに見学に来た、と言われると怒られそうです
ね。では、街のミレーの方に頼まれて差し入れに来た、という
ことにしておきましょう。実際は…まぁ、街で虐げられている
彼らの同族への慰問のようなものですが」

(厳しい物言いになる少女の言葉に確かに隠れて住んでいて
不便を強いられているのにそれを見学に、と言えば怒るだろう
と素直に頷いて)

「社ですか…何の神様を御祭しているんですか?一度、お参り
してみたいものですが…」

(社、と言われて脳裏にフラッシュバックするように浮かびあ
がる映像にお参り、と自然と言葉が口に出て。止められれば素
直にそこで立ち止まる)

イナリ > 「分かって頂ければ結構。
もっとも、それを受け取るかどうかはミレー族の方達次第ですが。
いえ、そもそも里へと入れるかどうかも分かりませんね。
それに関しては、私からは何も言えません」

そうした厚意を、受けれるかどうか。
それは確かに、自身が言う通りのものだろうと、そう考える。

「稲荷神、私の名はそこから頂いたものです。
この地ではまだ広まっていないようですので…まぁ、その名を覚えて頂ければ今はそれで良いでしょう。
信仰は、まず、その存在を信じる事から始まりますので」

今はまだ、降りた地、ミレーの隠れ里にしかない。
さすがにそこに参拝に、とは言えない為に、それだけを伝えて。
ここで男からの信仰も得よう、その機会と分かれば、無駄に口は滑らかになるものだ。

エイブラ > 「確かに失礼でしたからね。
まぁ、ミレー族の方々に口利きをして頂ければありがたいな
と思うのですが。ほら、この通り危ないものは一切持ってきて
ないですよ?確認頂ければ分かると思いますが」

(自身が丸腰で、袋も口を開けて相手に見せようとするも難し
いことに困りつつも袋を置いて少し離れて。確認してもらえれ
ばと。実際に確認すれば中身は保存食、生活雑貨など森の中
では手に入りにくいもので)

「稲荷神ですか、つまりイナリさんは神様の遣いのような方と
いうことでしょうか?イナリさんと同じ名前の神様なのですか
ら、覚えるのは楽ですね。信仰ですか…信仰を集めると何かイ
ナリさんに良いことがあるのですか?」

(信仰、というものに少し拘りがあるらしい相手へと不思議そ
うに尋ねて。滑らかに説明をする様子に微笑んで何か重要な
要素があるのでしょうかと)

ご案内:「ミレーの隠れ里」からエイブラさんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」からイナリさんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」に火棘さんが現れました。
火棘 > 友人の里が見下ろせる丘の上に横たわる体の大きく長い体をした龍。
前足のとこに顎をのせて、目を閉じてると、近くで小さいのが何やら動く気配
ちらっと眼を開けると、近くの里のミレーの子供が数人
前足の爪の間のとこでなにやら遊んでいる
別に気に留めることもなく、寝たふりをしてた。

ご案内:「ミレーの隠れ里」から火棘さんが去りました。