2018/04/10 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にフォーコさんが現れました。
フォーコ > 重くなった身体、鈍くなっている両足を動かし、たどり着いた所は街から離れるように設けられた里。

住民らしき者達は私の接近に気付くと、家の中に隠れて固く扉を閉めていた。
なるほど、ここは所謂隠れ里のようだ。

私は里の中心部にある井戸に向かうと、水を汲んでいた。

「すまないなが、勝手に分けてもらうぞ。」

水をくみ上げると、誰ともなしに一言詫びを入れてから桶から両手で掬い上げ、水を飲む。

はぁ、生き返った。

私はそれを渇きが言えるまで繰り返していた。

家の中からこちらを伺っている気はするが、誰も家からは出てこない。

空になった桶を井戸に戻し、私はその場に座り込んだ。

ここに来るまでに化物退治をしたのだ。
全身疲労困憊である。