2017/06/12 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にウィルバーさんが現れました。
■ウィルバー > 今日はミレー族の隠れ里の一つで、ミレー族の子供や大人相手に魔法を教えていた。
攻撃やその他いろいろに応用できるからとの理由で、教える内容は自然操作の基本的な物。
なので、今ここでは局地的に雨が降ったり風が吹き抜けたり、雷が落ちたりしている。
「そうそう、その調子。 今掴んだ感覚を忘れないようにね。 魔法何て本読むより身体動かした方が早いからね。」
その真ん中で、大声を張り上げ指導に当たっているのが僕だ。
彼らも得性とか色々あるようで。 兄弟でも得意とする魔法が異なったりする。
なので、今は彼らが使えそうな魔法を練習させつつ、分からないことがあれば教えてあげるスタンスにしている。
これの方が各人にあった指導も出来るし、僕も一度に複数人の面倒を見れるので大変楽だ。
■ウィルバー > 「もっと気合入れて! 僕もしょっちゅうには来てあげられないよ!」
中には集中力の途切れやすい子らも居る。
こればかりは個人差があるのでどうしようもない…などとは言ってあげない。
僕ももっと大きな声を張り上げ、怒鳴りつけていた。
すると、彼らも慌てて練習に戻る。
実際、こんなことをしていることはおおっぴらには言えない。
なので、事情が変われば来れなくなる可能性もある。
そもそもが隠れ里だ。 周辺の状況の変化で今いる場所を放棄せざるを得なくなることもあるだろう。
それにしても。 …いいかげん、喉が渇いてきた。
■ウィルバー > 「ふう~~~、今日はここまで。 後は自分でちゃんと復讐してね。
分からない所があったら互いに教えてあげてね。 渡した本みたら大抵のことは書いてるから。」
両手を叩き、ひときわ声を張り上げる。
突風だの落雷だの、雹だのが吹き荒れる中で指示を出すのは大変だ。
皆と挨拶を交わした後、僕は一人で休みたかったので木陰の下に座り込んだ。
「はぁ~~、一度に複数教えるのはなかなか疲れるなあ。」
喉はカラカラで、全身にはじんわりと汗も浮かんでいる。
■ウィルバー > いつのまにか闇へと溶け込んでいく。
ご案内:「ミレーの隠れ里」からウィルバーさんが去りました。