2016/05/17 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > (宵闇に包まれた隠れ里。その中にあるテントの中で、男がむくり、と起き上がり)
「……イチチ……。まだ完全回復には程遠いか」
(身体を動かし、怪我の状態を確認する。
数日前、仕事の途中でミスを犯し、大きなダメージを受けた男は、幸いにも通りがかったミレー族に助けられ、隠れ里の一つにて休息をしていた)
「でもまぁ、動けないほどじゃあないし。そろそろお暇しねぇとな」
(あまりここに長居しては、自分へ怨みの有る者共が隠れ里を襲いかねない。
冒険者などというやくざな仕事をしている自分は、ここを早く去るべきだろうと。そう男は考えていた)
■セイン=ディバン > (元来、自分主義で俺様気質なこの男が、隠れ里のミレー族を襲ったりしなかったのも、ひとえに匿ってもらい、怪我の治療をしてもらったからであり。
さすがに、それだけ良くして貰った相手を襲うなどとは気が向かず。男はこの隠れ里の一族の厚意に甘えていた)
「……礼は、まぁ。手持ちの路銀とアイテムを渡せばいいかな」
(道具入れを漁り、今までの冒険で稼いだ金貨を幾許か。そして、マジックアイテムを数種類取り出し、小袋に詰める。
一宿一飯どころではない恩が有る以上、お返しはしなくてはならない。男にとってはミレー族も人間も、かわらず「ただの他人」であり。故に、恩には礼でもって報いる。へんなところで律儀な男であった)
「とりあえず、この里の長みたいな人の所に行ってお礼を渡して。
……そしたら、近くの人里に帰るか。寝っぱなしで鈍ってるが、まぁそれくらいなら歩けるだろうし」
(装備を点検し、出立の用意を整える。そうと決まれば善は急げというヤツで。
……例えば。自分を狙った人間以外の、ミレー族を襲いにきたようなヤツらと係わり合いになるのもゴメンだ。
とっととこの里を出ることにしよう。そう決め、男はテントを出た)
■セイン=ディバン > (隠れ里の中をフラフラと歩き。何とか偉そうな雰囲気の持ち主を見つけてお礼を言い、アイテムなどを渡す。
そうして男は、装備をしっかりと持ち、里を後にした。
道中、体力の低下から足を止め、街まで転移呪文を使い跳躍し……。
そして男は、また自分の日常に戻るのであった)
ご案内:「ミレーの隠れ里」からセイン=ディバンさんが去りました。