2016/05/01 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にルーキさんが現れました。
ルーキ > 何某かの手によって、壊滅に追いやられたミレー族の里の一つ。
大木の上からその様を目にし、ため息混じりの苦い顔を浮かべた。

「――困ったものだな」

心からの呟き。別段、義理がどうこうという問題ではないのだが。
こうして目にしてみれば、どうにも思うことはある。
ミレーの友人を持つ身からしてみれば尚更で。

「どうこうするにしても………無駄か」

ルーキ > 「私がどうこうできるような問題でもなかろう」

王族とはいえ、自分は一介の冒険者に過ぎない。悩ましいが。
腕組みをして幹に寄りかかる。その様子を記憶するかのように。

「――逃げているだけかもしれない、か」

いつか誰かに言われたことを思い出す。
自虐するように苦笑いを浮かべた。存外、的を射ている。

ルーキ > そのまま暫く立ち尽くしていたが、やがて枝から降りる。

いずれ、とだけ小さく言い残して、その場を去っていった。
後には崩れてしまった里が残るだけで。

ご案内:「ミレーの隠れ里」からルーキさんが去りました。