2020/05/05 のログ
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」2(イベント開催中)」にティクスさんが現れました。
ティクス > 城塞の中。
幾分浮かれた気配が漂っているのは。
一進一退が続く戦況の中、本日は間違い無く…此方側の勝利と言えたから。
幾人もの「騎士達」が出撃し、掘の間近に敷かれた敵陣を、大幅に後退させた。
勿論、明日以降どうなるかは分からない。
騎士達は毎回出られる訳ではないようだし、今日よりずっと強い軍隊、傭兵達が巻き返してくるかもしれない。
現実、周辺に散った掠奪目的の者や偵察兵、一部の騎士達が。帰って来ない…という件も起きている。

それでも。占拠した段階で余裕綽々だと思っていた所から、長く苦心を続けさせられている為に。
勝利回数が一つ付け足されただけでも、浮かれる者が出て来るのだろう。
雑多に笑い合い、酒を飲み交わし。先日運び込んだ奴隷達を肴に楽しむような者達が幾人も。

…少女も、その輪に加わる事はしないものの。
少しばかり寄越して貰えた酒杯を両手に包んで。城壁に背中を預け、ちびちびと。

ティクス > 「…うかれるのは分かるけど…」

一人だけ…ではないかもしれないが。
こういう時程念を入れた方が。油断しない方が、良いと。
今この場で考えている、少女のような人物は。間違い無く少数派。
だからこそ隅の方。壁の際。直ぐ傍らには、物見櫓へと登る為の梯子が有り。
僅かでも外から、警戒すべき物音でも聞こえたのなら。
逆に、鳥や獣の声すら聞こえなくなるような、不自然さを感じたのなら。
…夜襲や、侵入者の可能性が有ったのなら。直ぐ上へ駆け上がれる。そんな場所に居た。

だから芯から酒を楽しんでいるとは言えないが。
正直そこまで好んでいる訳でもないので、別に良い。
…熱く、酒気も濃い為に。体を冷やさずに済む、そういう実利的な理由ばかり。
その為周囲に嗾けられても、口に運ぶのは何処までも、スローペース。

ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」2(イベント開催中)」にアラクレさんが現れました。
アラクレ > 焚火の周り、酒と肉と奴隷達を肴に楽しんでいる輪の中の一角。
一際大きな人間が片手に酒の入った椀を、片手に串に刺して焼かれた肉を手に奴隷達が犯されているのを楽しそうに笑いながら眺めていた。
参加したいが、この人数じゃ奴隷の数がちと足りない、そんな状況で仲間と分け合うことが好きな男は強引に犯す中に入ることはしなかったが、参加者を増やすことで自分が楽しむ番を速めることが出来ることに気付き、周りを見回す。

「誰かいい女はいねぇかな…お?
あの壁んところにいんのは…なんであんなとこにいんだ?
まぁいいか、ちょっくら誘うとしようか」

片手にもう一本焼いた肉の刺さった串を持ち、酒瓶も適当に一本拝借して。
壁際、櫓へと登る梯子の側で一人、ちびちびと飲んでいる少女の元にどすどすと足音を立てて近づいていく。

「おーい、あー、ティクスだっけか、なんでそんなとこで一人寂しく飲んでるんだ?
こっちに来てみんなで飲みゃあいいだろうに…それに酒ばっかり飲んでると悪酔いすっぞ?
ほれ、持ってきてやったから肉食え、肉」

少女の前に屈んで、まずは餌付けとばかり少女に肉串を渡そうと突き出す。
それから少女の杯へ、勝手に酒を継ぎ足そうとする。

ティクス > 「ん………」

絶賛お楽しみの真っ最中。そんな団員達の中から。鬱蒼と立ち上がった影が一つ…と思えば。
何を思ったのか、その人影はこちらへと歩み寄ってきた。
距離が詰まれば、自分よりも頭二つ分は大きな、その男を。どうしても見上げなければいけなくなり。
仰向いた後頭部を、こつんと背後の壁に預けつつ。

「ぇと。 …アラ、クレ。ほっといてくれて良いんだよ?別に。
仲良し同士に割り込むのも悪いし…て、いや、別に良い、本当に良いってば、ぁ…」

気の荒い男達の中に、迂闊に入り込みたくないのは。当然と言えば当然の事。
特に、現在進行形で奴隷を、捕虜を、犯し回っているような中へ入るのは。
どうせ誘われたり命じられたりしたのなら、断りようがないのだから。最初から可能性を避けているという所。

が、男の圧しの強さには。やんわりとした固辞すらも、出来なさそうだ。
高低差を埋めるかのようにしゃがむ男に。肉やら追加の酒やら、次々押し付けられてしまい。
両手が塞がって目を白黒。

アラクレ > 「おー、ちゃんと名前を覚えていてくれたか。
まぁ、俺だって名前を覚えてたんだから同じ団員同士当たり前だぁな。
同じ団員だろぅ?ほうっておく訳にもいかねぇよ。
それにあっちが人手不足だからよぉ、そいつを喰ったらちょいと来てくれや」

こちらを見上げてくる少女の言葉にがっはっはと笑い、ほっといてくれ良いには大げさに首を振る。
人手不足とは犯す女の数が足りないということで、肉と酒はいわば手間賃の前払い。

「ああ、でもあんまり食いすぎると吐いちまうかも知れねぇなぁ。
食べるなら一口、飲むなら一口、それぐらいが丁度いいんじゃねえか?
いや、喰うのは二口くらいがいいか、ティクスは口が小さいからな」

がははと笑い、まぁ食えまぁ飲めとせかすようにほれほれと見せつけるように自分の肉串をかぶりついて見せて。
目を白黒させている少女に機嫌良く笑いながら、食べて飲むのを待つように見続ける。

ティクス > 「まぁね。…裏方としては、助けられてる事…多いし」

男のようなタイプが、前面に立ってくれるから。
こちらのような後方支援役が、安全に目標を射抜けるのだ。
それに、何と言っても…恐らく当人が自覚しているであろう以上に、この男は、目立つ。
戦場における、名前どおりの暴れっぷりでも。…こういう時の豪放ぶりでも。
結局そのまま、受け取らざるを得なかった肉と酒に対し。
後から代金を請求される、押し売りっぷり。…少し、まだ酒の臭いが薄い息を吐いてから。

「わかった。わかり、ました。…ちょっとだけ待って。
…大丈夫だよ、ちゃんと行く。準備だけしたら」

(まぁ、有無を言わさず力尽くで引っ立てられて。
ろくに気持ちも切り替えられない侭、滅茶苦茶に犯されるよりは。まだマシだと思う事にした。

がちゃ。がちゃり、と音をさせ。請われる行為には邪魔となる、幾つもの得物をその場に置けば。
まじまじと見られているせいか、結局食は進まず、言われた通りに肉は二口程度だが。
ただし酒の方は。自分も、有無を言わさないとばかり。ぐ、と一気に飲み干してしまい。景気付け。

…後は。半分残った肉串を、男へと押し付け返しながら。

「じゃぁ、行くよ。…今夜はもう…これで、掛かりっきりになりそうだけど」

アラクレ > <<移動致します>>
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