2020/10/11 のログ
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」にアラクレさんが現れました。
■アラクレ > 城塞の入り口、城門に鉄板鎧を着こみ鉄の棒を腰に下げ、鉄兜を被って珍しく門番中。
都市の中では今日の収奪品を整理して纏めたり、楽しんでいるらしき声が聞こえてくる。
時折風に乗って聞こえてくる声が聞こえてくるのを煩わしげに眉間に皺を作る。
「門番の当番より襲撃の方に組み込んでくれたら良かったのによ……まぁ、上の命令だから仕方ねぇっちゃ仕方ねえけどな。はぁ、俺も参加してぇなぁ……お前もそう思うだろ?」
もう一人、一緒に門番をしている盗賊仲間に声をかけ、頷くのを見てだよなぁ、と呟く。
そもそも戦闘力としてはともかく、観察力に置いては劣る自分を門番に据えるのもどうなんだろうかと。
「上の考えることは良く分からねぇな……まぁ、俺の頭が悪いからっていうのもあるけどな。本当に、良く分からねぇ……何を考えてるんだか」
現在の頭目も、それに付き従う騎士団も、目的が全く分からない。
かつては死闘を演じた相手が今は味方、敵に回せば恐ろしい相手だけに味方にすれば心強い、という訳でなくいつ寝首をかかれるだろうかという疑心もある。
何が目的なのか分からない人間の下で働くというのは、存外怖いもんだなと心の中で呟く。
■アラクレ > 「しかし、立ってるだけってもの退屈だな。見張りの奴らはいつもこうやってじっとしてるんだよな。やっぱり俺には向かないわ」
腰に下げた鉄の棒を抜いて、ぶぉんと音を立てて交互に振りぬき、地面に当たる寸前で止めて上へ持ち上げてを繰り返す。
ただ単に突っ立っているだけの門番に飽きて少し鍛練でもしようかと始めたのだが、一緒に門番をしている相方に止められてしまう。
「退屈なんだよ、分かるだろ?うるさいってそんな大きな音は出してないだろ……ああ、分かったよ。
小さい音でも聞き逃したら大変なんだったな、はぁ、やっぱり俺は門番に向いてないわ」
小さい音でも聞き逃さないようにし、異常を察知するのも門番の仕事だと言われれば仕方ない。
棒を振るのを辞めて明かりの届かない暗闇へと目を向け、もしその奥に敵がいたら、と考えその場合の対応を考える。
矢を射かけてきたら、投石してきたら、闇に潜み静かにこちらの首を狩りにきたら……意外とそういうことを考えるのも面白い、そう考えながら棒を抜いたまま、手に持って立ち続ける。
■アラクレ > 門番の仕事は交代まで続く、立っているだけというのも意外と脚に来ると軽く屈伸をすると音がうるさいと相方に言われる。よくよく考えると自分の鎧は音が良くする、見張りを兼ねた夜間の門番には向かないのではないだろうか。
相方にそのことを指摘してどう思うかと聞いたなら、確かにその鎧じゃうるさくて邪魔になるなと同意を得られる。
設置されている篝火の位置を調節して明かりの届く範囲を広げ、視界を広げることで見張りを補助することにし、次からは城門の内側の警護に回してもらうように上に上申しようと相方と話し。今日のところはそのまま門番を務めることにし、交代の人員が来るまで立ち続けていた。
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」からアラクレさんが去りました。