2020/07/11 のログ
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」にアラクレさんが現れました。
■アラクレ > 当直、非番、盗賊団と言えどそういう当番制度はある程度存在しており、今日は当番でも当直でもない非番。
何事かの有事の際にはもちろん呼ばれるのではあるが、いわば休みである日の深夜。
戦闘に出ることもなければ血が騒ぐ、というようなこともなく、手持ち無沙汰感を覚えた一日を過ごし、いざ寝ようと寝床に入るも寝付けない。
このまま寝床で横になり続けても寝付けそうにないと思えば起き上がり、上半身は裸のまま、適当にズボン代わりの腰布を巻いて。
得物である鉄の棒を一本、手に持ってぶらぶらと周辺を歩き回る。
「なんなんだろうな、この燻る感じは。
戦闘に出なかったし女を抱いたり宴会したりしてないからか?
何かで発散しないと、おかしくなりそうだ」
娼館もあるのだからそこに行くのもいい、訓練なんて柄ではないが疲れるまで棒を振るのもいい、しかし、何か違う。
それで解消されるようなされないような、物足りなさを感じてしまいそうな、そんなことを感じながら、考えながら当て所もなく歩き続ける。
■アラクレ > 適当に歩いていけば、宴会の跡と思われる場所を通り掛かる。
喰い散らかした残骸、酒瓶や木製のコップ、ところどころに有る引き裂かれたような布きれは、犯された者達の遺留品だろうか。
別段、激しく犯されただけで命に別状はないだろうが、ある意味では別状は合ったかもしれない。
「ま、生きてここに運ばれたり逃げ遅れた時点で運命は決まっていたってことだ。
ん?俺にしては頭の良さ気なことを言った気がするな」
宴会の跡地を抜け、鍛練をするための木の杭などが地面に刺さっている区域を通りかかる。
ここで一汗流すのも悪くはない、そう思えなくもないが、気が乗らない。
何かのきっかけがあれば、何かをしようという気にもなるのだが、それが中々見つからず、ぶらぶらと歩くのを続けて。
■アラクレ > 結局のところ、深夜であることもあってか不寝番以外の団員には余りお目にかからず。
いても付き合って鍛練は勘弁と言われてしまう結果になった。
仕方ないので地面に刺さった杭を何本か叩き、割ったり折ったりとして、多少の鬱憤を晴らすことで溜まった衝動を解き放ち、出てきたときよりは幾ばくかすっきりした様子で寝床へと帰っていった。
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」からアラクレさんが去りました。