2023/01/25 のログ
パンナ > 月が綺麗で、虫が鳴く声が心地よい。
冒険者をはじめて間もない頃は、今はもういない友と不慣れな土地の景観を
お互い旅行でもしているように楽しんでいた―――

珍しく、夜景を眺めては昔を思い出しては懐かしみ。
毎日の生活が自業自得とはいえなかなか必死なものだから。

「あー、静かすぎて眠くなっちまう。ふあ~~ぁぁ……」

水浴び場だと、そこそこいい身体をしてる女が結構出入りするから退屈しない。
時間帯などでガラガラな時の、広大な浴場で一人でいる時は孤独感が半端ないが、
こじんまりとした露天風呂はむしろそれでよいのかもしれない。

パンナ > 「……ねっむ。風呂で寝ちまわねーようそろそろ上がるか…」

目を擦りながら、風呂から上がれば更衣室へ戻っていく。
そこでゴシゴシと雑に身体を拭き、長い髪に若干の湿り気を残したまま
とった部屋へ戻っていく。

受付近くの売店で、手頃な価格の酒でも瓶ごと買えば自室で
ぐびぐびと飲んではそのままいびきをかいて寝ている事だろう。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/小さな温泉」からパンナさんが去りました。