2022/12/13 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中にある山賊のアジト」にサイエーガ・パラサイトさんが現れました。
サイエーガ・パラサイト > 破壊痕が痛々しいとある商会が利用する馬車の残骸がそこにあった。
馬車は荒らされ金品の類いは無くなっており、男の護衛や御者はその場で始末され、死体もそのままであったせいか僅かな痕跡を残すのみで野生の獣に食い荒らされてしまっているようだった。

それだけを見れば街道の名にふさわしく、山賊達の手によるものだろうことは容易に察し得るだろう。

その現場から半日程度離れた山中にある一つの洞窟は山賊達のアジトとなっており、奪い去られた『戦利品』に含まれている女達――商人の娘や護衛の女冒険者などは哀れ山賊達の慰み者になっていた…はずだった。

自然にできている洞窟を利用したアジト――その奥の拓けた区画には山賊たちは、裸の女達にのし掛かって欲望の限りを尽くしていた。
焦点がぼやけたような目をした女たちは既にもう抵抗する気概が挫かれてしまっているのか、抗う声も叫び声も上げることなく力なく山賊たちに揺らされ続け、その様子を山賊達は下品で嘲笑うかのように――することもなかった。交わっている山賊も、周囲に佇んでいる者も『表情がない』まま淡々と己等の性欲を満たしていた。
腰を振る山賊が女性達の中で果てれば、無造作にその場から離れ、また別の男がのし掛かっていく。

サイエーガ・パラサイト > そんな異様な光景はいつまでも続くはずもない。
程なくして女達も山賊達も――そこにいたという痕跡だけを残して消えてしまっているのだった。

僅かに残るのは甘い花のような香りのみで。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中にある山賊のアジト」からサイエーガ・パラサイトさんが去りました。