2022/10/15 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中のダンジョン」にクチナシさんが現れました。
クチナシ > 九頭龍山脈で発見された新たなダンジョン。
魔素などを吸い取って、いきなり現れたのか。はたまた、これまで見つからなかったのか。それとも――既に探索を終えているのか。
どれかどうかは、分からない。自分がギルドに受けたのは、その探索任務。そして……。

「……ああ、足元は気をつけると良い。
 ――今から呪術で炎を起こす。それを松明にするからな。」

――今日は一人ではない。
小さな自分の後ろに居るのは、今回の同行者だ。
それが冒険者か。はたまた、ダンジョンに存在するアイテム等を求める一般人の依頼者か。はたまた……また別の存在か。

然し、足を踏み入れた自分たちはまだ気付いていない。
そのダンジョンはまだ未踏破のダンジョンであり、陰湿な罠が仕掛けられている。そう、男と女が入れば――何かしらの事が起きてしまうかもしれない。

それでも、必死に耳を立て、警戒心を高めながら歩を進める。
後ろにいる相手を――かばうように。

クチナシ > 「――しかし、ダンジョンか。
 ……誰かと共に。というのは久しくしていなかったが。……なかなか実入りがあるものだな、くはは。」

――いわゆる万能型。呪術で色々なことをする自分。
他の皆に迷惑を掛けないよう、ソロで潜る事が多いが、今日は違う。
そう、後ろには仲間が。依頼人が。共にこのダンジョンを踏みしめる存在がいるのだから。

言葉を紡ぎながら、ふたつの影はダンジョンの奥に消えていく。
――その後、無事に戻れたか。はたまた、何かしらがあったかは……また、別の話。

ご案内:「九頭龍山脈 山中のダンジョン」からクチナシさんが去りました。