2022/09/19 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中/洞穴」にゲネロムさんが現れました。
ゲネロム > まさか天候を読み間違えるとは思いもしなかった。
きっと今頃集落も雨風に対する備えで大騒ぎだろう。
それを見物……手伝いに戻るとしてもこの雨風では戻るも難しく、山賊街道の山中付近にある岩壁にぽっかりと空いている洞穴で雨宿りをしている。

迷宮やダンジョンと呼ぶには全然浅い洞穴で、想像するに動物や魔物が巣として使ってたのだろう、と。
だが今はその主も居らず安全であることは確認済みなので、ひとまずぬれた毛並みを乾かすために、背中に背負っていた皮袋から油紙に包まれた数本の炭を取り出し、焚き火用に組んでいく……。

「……最悪ダナ……止むノカこレ……。」

ボソ。
雨風が吹き込まない奥まで入りたいが洞穴の奥で焚き火も怖い、ので比較的出入り口に近い場所で地面に座りながら、耳で眼で外の様子を伺いながら焚き火の準備は続いていく。

既に外套は脱いでいる。
誰も来るとは思えないからの油断。
もし誰かが逃げ込んでくれば雨宿りをしているのは人ではなく魔物だと気づかれてしまうだろう。
だがこの天気、その心配は無いだろうとやはり油断していた。

ゲネロム > 手馴れたもので、焚き火には直ぐに温かな火がともる。
さて、体毛が乾き、外が晴れるまでどれくらい待つことになるのやら

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中/洞穴」からゲネロムさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にゲネロムさんが現れました。
ゲネロム > 「……………………………。」

――どうやら体毛を乾かしている間に寝てしまっていたらしい。
洞穴の岩壁に寄りかかり、膝を抱えるようにした寝るには不安定な状態でも眠れるようだ。
徐々に戻る意識とはっきりし始める思考、薄らと瞼をあけると視線の先ではまだ煌々と焚き火は燃えていた。

次に鼻腔を動かす。
焚き火の特有の香り、濡れ湿った土の香り……まだ雨は止んでいない様で、強い雨の香りと雨に打たれてぬれた草の香りと、ため息を大きく吐き出して首を左右に捻るゴキゴキと大きな音を鳴らし、さて…どうしたモノかと……。

酒でも飲むか、空腹だから非常食を食うか。
売りに出す予定だったナイフを磨くか、雨が一時的に止むまで、時間は幾らでもありそうだ。

ゲネロム > 「……漸くカ……。」

皮袋を背負う前に中から水筒を取り出すと、火が弱まっている焚き火に水をかけて消化をする。

外はもう暗い。
ため息をつくとまずは外套を着なおし、フードを深くかぶってから、皮袋を背負いなおす。

重い腰をあげて立ち上がると洞穴より立ち去り集落を目指して歩き出す。

今からなら明日の朝までにたどり着けるだろう。
体力が持てばの話であるが……。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からゲネロムさんが去りました。