2022/07/08 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にフォイアルディアさんが現れました。
フォイアルディア > 「そうだ。涼みに行こう。」

――蒸し暑い7月の昼間。思い立って向かったのは、九頭龍山脈だった。
何故此処をチョイスしたか?普通に水場等を選択すればよかったのでは?
そう思うだろう。然し、自分は炎使いであり、普通の人よりも体温が高い。
そして、テンションが高くなると焔も出す。
人の多い水遊場にお邪魔したらどうなるか?――そう。テロである。温水プールが熱湯プールになる可能性なども考えてしまったのである。

結果、向かったのは山脈を走る長い川。清流流れる其処ならば、――少し焔を出した所で問題にはならない。

「まぁ、山賊は出るからある程度の戦闘力が必要なんだけどねー……。
 いや、見た目に釣られてホイホイ来すぎでしょ。――ま、終わったからいいけどさー。あー、すずし。」

現在、その川の岩場に腰掛け、素足を水場に浸しながらのんびり中。
――その後方。ちょうど木々に隠れる所に炭化した何かが無数に転がっているが、それが何か。敢えて言わずとも、"ここ"に来た人なら分かるだろう。

「あー。釣り竿の一つでも持ってくればよかったなー。ぽかしたー……。」
――ちゃぱちゃぱ。水面を両足で蹴りながら、予想以上に暇な事を嘆く。

フォイアルディア > ――極論を言ってしまえば。
魚を獲りたければ、この足に焔をまとわせ、一気に水温を変化させればその温度差で乱獲することは出来る。
が、そうではない。別に魚を食べたいんじゃなく、この絶妙な冷たさを足の裏で味わいつつ――何かをしたい。

「んー。誰か誘えば良かったかなー……。ダンジョン行くついでに涼みにいかない?とか言ったら、案外来てくれた、かー……?
 ま、今更呼べる相手もいないしねぇ。……あー。涼み終わったらダンジョン行くのもよさげかなー……また、金貯めとかないと、だし。」

先日、思いがけない散財をした。ワイバーンステーキやら、新しい友人との、ちょっとした夜遊びやら。
一応、一人で暮らしているので貯蓄を増やしたいと想っていた所で、色々と使っちゃったので、また蓄えを増やしたい。
そういう時に向いているのは、やはりダンジョン攻略である。
一攫千金。そこで財宝を手に入れれば、また貯蓄を増やすことが出来るのだから。

「ま。ソロでもいけないこともないけど……できればもひとり前衛なり、後衛なり。欲しいとこねー……。
 あー。けど、また戻ってギルドに誘いに行くのはめんどくさいなー……ぬぁー……。」

後ろに倒れ込む上半身。そのままずるんっ!と、形の良い尻ごと滑り―― 沈んだ。
足首が隠れる程の浅瀬。其処に仰向けに寝転がり、顔と鼻先。後、ついでに股間辺りが絶妙に水面から顔を出す状態で……空を見上げる。
傍から見たら溺死体寸前。けど、割と涼しくて心地よい。