2022/06/12 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
タマモ > 九頭龍山脈、麓付近と、そう深くない山中。
とん、とん、と太めの木の枝を選び、移り渡るのは、一人の少女。
普段は、地面を歩くなり、駆けるなり、移動をするのだが。
今回、この移動方法を選んでいるのは…

「………ふむ、いい加減、抜けたじゃろうか?」

とん、と次の移動で、一度足を止め。
視線を、軽く下へと向け、周囲を探る。

少し前までは、足元を何人もの山賊が見られたが。
さすがに、距離を取れば、それも見えなくなる。
別に、それは大した理由ではない。
ちょっと気紛れに、この奥を根城にしていた山賊達を、軽く襲ってきたのだ。
…まぁ、襲うと言っても、全滅させたりとか、そんな事をした訳でなく、軽く動けなくする程度。
目的は、その根城に最奥に眠っている、お宝を適当に頂いていく事だった。

と、そこまでは、難なく出来た訳だが。
問題はその後、根城に残っていたのは半数で、更に半数はお仕事中だったらしい。
散歩ついでの戻り際、真正面からこんにちは、と言う訳だ。
さすがに、また戦うのは面倒なので、逃げて来た、と。
そんな感じで、今に到る。

タマモ > …まぁ、頂いたお宝は、後で調べるとして。
もう少し、様子見でもしてから、再度移動か。
よいせ、と枝の上に、器用に腰掛ければ。
もそり、と背負っていた風呂敷包みを、枝の傍らに下ろす。

「さて、久々の臨時収入か。
金はあっても困らない、と言うものじゃ。
………まぁ、換金が面倒じゃがな」

ふぃー、と深く息を吐き、ぐーっと軽く伸びをする。
そんな言葉を零しながら、もう一度だけ、周囲に視線を向け、探る。
山賊のお仲間が居れば、もう少し距離を取る必要があるし。
それ以外の誰かであれば…うん、それは、相手次第。
楽しめそうな相手なら、遊んでも良いだろう。
その辺りは、いつもの感じだ。